写真右下がほじって出てきた「中入れ分の蒲焼」
味づくし・冨貴。写真のほか刺身が付き2,680円 。
中入れ丼とミニ鰻重を先に出していいかと聞きに来た。「ダメ」
味づくし・冨貴にあわせて出してもらうよう依頼する。うーん、直ぐ出せる準備は完了しているという訳だ。
しばらくして、うざく、う巻き。続いて刺身が出た。またしばらくして柳川鍋。ミニ鰻重。中入れ丼。セットメニューがさみだれ状態で出てくる。懐石料理じゃなくてセットなのだからセットで来い・・・・魅力が半減。
蒲焼は蒸し置きのせいかちょっと力がない。ホクホク感も少ない。鰻の時は元気だったろうに蒲焼になってからくたびれたようだ。期待の大きかったご飯の間の蒲焼もボリューム感に欠ける。
こういう隠れていたものが出てくるという仕掛けの時は、後から登場するものは、しかるべきボリュームをもっているべきだ。『どうせ見えないからコレで・・・』というのではいけない。
そこにというか、それに期待を集中してのご対面なのだから。
おまけに表に出ていた蒲焼を直前に見て味わい、更にそれを基準として判定を下すのだから中入れ分の蒲焼はハードルが高い訳よ。それなのに小ぶりで細い蒲焼では全くの期待はずれに終わる。人の心理が分っていないぞ。
ご飯も熱々ではない。ご飯の間に蒲焼を入れるからこそ、ご飯は熱くないといけない。
「鰻丼のご飯よ!松岡修造たれ」 ご飯は電子レンジを使ってでも『常に熱く!常に熱く!』なくてはいけない。
土曜日の昼食時の浅草の目抜き通りだということを割り引いても、厳しいことを言わざるをえない。
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