製本&修理:スキル

2-123) 豆本作りのため分解して採寸

製本界の雄、美篶堂は製本技術を生かして作った文具なども販売している。そのなかの一つ、カードスタンド。勿論、忠実に製本されている。
2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_91012.jpg
これを自作するため分解して採寸した。

本文と表紙をつないでいる見返しをカッターナイフの刃先を使い少しずつ剥がす。取っ掛かりができたら刃では無い方を使う。材料を切るといけないので殆んどはこちら側で剥がしていく。
2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_472131.jpg

表紙の折り返しと背に貼った寒冷紗が見えてきた。
2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_474690.jpg

折り返しを剥がして芯のボール紙を確認。3mm厚。全て採寸した後、復元。
2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_4839100.jpg

豆本サイズの締め具があった。
2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_18104363.jpg

元は篆刻用の道具だから印材を固定する三角の窪みがある。ひっくり返して使ってみたが具合が良い。
そういえば、篆刻セットは10年近く前にS水さんから頂いた物。黙っていたが実は今回初使用。

私にはやりたい気持ちはあるが手の出ないものが二つある。それは篆刻と陶芸。
鑿とハンマーで石を割り刻むのではなく、中途半端な硬さの印材を刃物で引掻くのがいけない。背中がゾクゾクするあの引掻き音を発しそうで手が出ない。 ウオーーッ 寒。 薄着でいる訳ではない。 こう書いているだけで背中に感じてしまうのだ。
篆刻は音のしない消しゴムに限る。

陶芸の方は、捏ねる手や指に粘土がまとわり付くあのニュルルッとした感触を想像してしまい手が出ない。MZ田氏がそうではないと言っても、誤解していると言ってもお断りする。
小麦粉を捏ねることはできるので出来なくはないと思うが・・・・・。

話を戻すが、話を戻しても『豆本の寸法表ができた』で、おしまい。



2-123) 豆本作りのため分解して採寸_d0092767_928952.jpg

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by ikuohasegawa | 2010-02-14 05:00 | 製本&修理:スキル | Comments(0)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa