この春も本日三日早朝に出かけた。
「私も行く」などと言えば濡れ落ち葉。春だから、濡れ花びらか。
払っても払っても離れないと言われてしまうので、お留守番。新横浜まで運転手でお見送り。
姉妹二人でゆっくりと息抜きして来なさい。
この時期の京都でゆっくりできればですけどね。
そのChiに『お持たせ』として託したのが手作りの日記帳。
仲の良い姉妹用にお揃いで二冊、丸背で仕上げた。
表紙は手持ちの布の中から使ったが、京の観桜へ持参する『手土産』にしてはちょっと色目が・・・さっき濡れ落ち葉って書いたら途端に秋っぽいということに気が付いてしまった。
お気に入りの一枚を提供したのだけどなー。
まあ、四季は廻る。
日記をつけていればそのうち紅葉狩りの時節が到来する。
その時「良い色目の表紙ねー」と思ってくれればそれで良いや。
待てよ、お持たせというのは・・・・。
お‐もたせ【御持たせ】 《「御持たせ物」の略》
来客を敬って、持ってきた土産物をいう語。多く、その客へのもてなしにその品をすすめるときに使う。「―で失礼ですが」
◆近ごろでは、客が持ってきた土産物を受けた側からいうのではなく、「このお菓子がお持たせに最適です」のように、客が持って行く手土産の意で使うことが増えている。
増えているのなら、まあ、いいか。今回だけ使うことにしよう。
表紙のミゾ
背と表紙の間にある『ミゾ』の本来の役割は本を開きやすくする蝶つがいである。
その役割に加えて、ミゾがくっきりしていると本は本らしい姿になる。特に、丸背の本は『ミゾ』によってより端正になると言える。
二冊作った一冊目のミゾ空きは6㎜にした。仕上げてみるとミゾがクッキリしない。表紙布と裏打紙の厚みが影響したようだ。
それではということでもう一冊は8㎜とって仕上げた。コチラの一冊のミゾはクッキリに出来上がった。
どちらがどちらの所有物になったかと言うと、製作者が目にする機会が多い我家にクッキリしているのを残した。
一冊はミゾが浅くなった他にシオリを付け忘れていました。何をやってもナカナカ思うようにはいきません。