高さ136mの中央土質遮水壁型ロックフィルダムで、東京電力の神流川発電所の上部ダムとして1995年(平成7年)より建設開始、2005年(平成17年)に完成した。 ダム湖は奥三川湖(おくみかわこ)と名付けられた。 堤頂部は日本のダムの中でも一番標高の高い1,532mの位置に達している。
あちこちのダムへ行くわけではないから憶測だけど、南相木ダムは見られることを意識したダムだ。ロックフィールドの底部には「うずまく広場」この近くまで車でいけた。
近所の山が石灰岩だったからダムを作ったロックが白く輝いている。まぶしい。この向こうの群馬側に満々の水が貯められている。
神流川発電所は南相木ダム湖(奥三川湖)を上池、上野ダム湖(奥神流湖)を下池として利用する揚水発電所である。 現在1号機(470,000kW)が稼動しているが、最終的には6台の水車発電機により揚水発電所としては世界最大となる2,820,000kWの発電を行う予定である。
というから、ここで貯められた水を群馬県上野村のダム湖まで流し発電。夜間電力を利用して揚水し、翌日再び発電に利用するということのようだ。
水を繰り返し使うのだから、エコ発電というのだろうか。