つい150年前まで武士の世で話されていた侍言葉。「それは重畳」「異なことをいう」「これはしたり」など、声に出して使ってみれば、日本語本来の豊かさ・面白さが身に沁みる。品格ある日本語の数々を紹介する。
購入理由はそういう言葉を所々に散りばめると品格漂う文章にならないか、それが無理でも格調高い文だと勘違いしてもらえないかという姑息な下心があってのことだ。まず、使ってみることにした。
確かに「手元不如意」と口にすると金が無いと言っているだけなのに、原作・藤沢周平、山田洋次映画の真田広之になったような気がする。
高潔な清貧に甘んじるというプラスのイメージもついてくるような気がするではないか。
帰宅したとき「出迎え大儀である」と言うと殿様になったような気分になれる。が、Chiに「異なことを」と言われたりしてね。
それとも「戯言を申されるでない」= 馬鹿言ってんじゃないよ。
武士語に変換してくれる<もんじろう>というページを見つけたので訳してみた。
例文は昨日の「軽井沢タリアセン」
入梅入り、表明させ午後より雨になると云ふ予報、出ておりき壱参日、遠出をば避けて「此処でも良きや」ぐらゐがこころもちにて出やけた、、行りてみてたまげた。
軽井沢たりあせんは、上質にてあったでござる。
軽井沢銀座が商魂丸出しが領であるとは、異なり郁郁たる集落にてあったでござる。商業活動よしんばておる、節度あるでござる商ゐ振りにていと好ましき。何に如かず騒、しくぬが、気に入りき。
益体(やくたい)もない。
でも最近は、ほとんど同時外出・同時帰宅なんでしょ。
久しぶりに人名誤字発見。山田洋次が正解。