2-439)照明移動の痕
2011年 02月 26日
Chiと手を取り合って・・・ということはないが喜びはひとしお。
「やっとここまできたねー」
今日は清掃日。
元請には「サービスでしてくれるのではなく、料金を払っての清掃なんだから期待している」と念押ししてある。
ところで、照明器具の位置を変更すると、天井に旧器具の痕が残る。そこはクロスを貼って隠れるものだと思っていた。ところが、穴を残してクロスを貼り、円形のカバーでふさぐのだという。
カバーが目立っておかしい。張り替えるのだからクロスでふさいで欲しいというと「以前あった場所は分かるように残さないといけない」という。何度も確認したがそういうものだという。今般、撤去したセントラルヒーティングの器具跡も、配管接続口は四角いカバーをして残さなくてはいけないという。
どうやら事後のことまで考慮した正しい処置はそういうものらしい。世間には正しく処置しないリフォームはいっぱい有りそうな気がするけど、そういうものならやむを得ない。
不承不承、承知したが騙されたような気分が治まらない。誰かの陰謀・・・。今でも言いくるめられたと思っている。
気にするので余計にカバーが目立ってしょうがない。何とかならないものか。
そうだ、カバーを同じクロスで被ってしまえば目立たなくなる。
クロス屋さんに事情を説明しクロスを所望した。
職人さんは自分がやる破目になってはかなわないと思ったのか抵抗する。
「ノリが効かない、難しい
丸く仕上げるのは技能士の実技課題
そんなことはやったことが無い」
そうじゃない
「この私が、自分でやるのだから」
で、クロスの残りを少々手に入れた。早速、試作。
試作のつもりだったが上手く出来た。
早速現場に付けたら「このアイデア頂きます」と元請が言う。
アンタねー、アンタはアイデア頂くばっかりじゃん。お礼に福砂屋のカステラでも持っておいで。
それより本当にクロスでふさいでは駄目なの?
もう、終わったことだけど、私を騙すとカステラでは済まないよ。
貼るコツ
①厚みの分を含んで少し大きめに、クロスを円形に切り抜く。
②クロスをカバーにあて厚みの分を指で押さえ折り癖をつける。
③カバーにプラスチック用ボンドを塗りクロスを貼る。
④圧着する。厚みの部分はハンカチなどで茶巾絞りの要領で。
⑤カッターナイフで余分を切り落とす。