2-682)ぽち袋

私の家で飼っていた犬の名はチビだった。生まれたての子犬を見てそう名付けた。大きくなっても彼の名はチビであった。昔の犬はチビ、シロ、クロなどという見たままの単純な名前が多かったように思う。

近所にはポチという名の犬もいた。花咲か爺さんの裏の畑で鳴いた犬も〝ぽち〟である。
ぽちというのは「小さい」というれっきとした日本語。
「ぽち」とは、日本古来の大和言葉からあるもので「雨だれがあける小さな穴」という意味でした。それが次第に「点」「小さい」などの意味になり江戸時代には「ひとりぼっち」などと、いろいろな意味を含んだ言い回しが生まれました。基本的な意味は現代も変わりませんが、ぽち袋には「少しばかり(わずかばかり)ですが、慶んで頂けたら・・・」という心が込められています。

正月が近いので、お年玉用のポチ袋を折ってみましょう。
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「忙しいのに、そんなもの折っていられるか!」

まあまあ、お気持ちは分かりますが、お仕事の合間に美味しい煎茶でもいれて、折り紙というのも中々のものだと思いますけど。
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by ikuohasegawa | 2011-12-30 05:36 | Comments(0)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa