あの水はミネラルウォターで、サーバーが無料。常に冷水・温水がでるからお湯を沸かす手間が省ける。産地もハワイから国内山地まで選べる等、様々のメリットがうたわれているが、一番の理由は、安全な水を配達してくれることだそうだ。
一方、電気に関しても、アチコチで新しい動きが目立つ今日この頃である。
東京電力管内の9都県と政令市、県庁所在地、東京23区の計41自治体の半数以上が、施設の電力契約に入札制度を導入し、東電以外の電気事業者に切り替えることを検討している。
入札は、複数の特定規模電気事業者(PPS)と、東電の競合を想定しているが、割安なPPSが落札する可能性が高いとみられる。PPSは、効率的な自社の発電所を持っていたり、工場の余剰電力を安く調達したりしているためだ。
PPSとの契約は個々の家庭単位では出来ないが、団地一括なら契約できるというので、我が団地でも電気料金の削減になると話題に出始めた。
しかし私は、新たな電線を引かないで、一本の電線に各社の電気を流して買うというのが、どうも、イメージできない。例の送発分離ということなのだけど・・・。
『発想はNTTと同じ事です。通信自由化により、電電公社の配信ネットワークを借りて新規の事業参加が出来る様になった訳です。理屈は同じです』
理屈は同じですと言われてもなー。
通信は、番号やアドレスにより特定できるから個人を明確に区分して送達できる。しかし、あのビリビリするだけの電気を、同じ線に流し込んだら混じっちゃうだろう。それは通信だったら混信じゃないか。
余所の電気が来ちゃったというような事態が発生しないかと心配している。
『電気は一度送電網に乗ってしまうと、どれも同じで区別は不可能です』 そうだろう。
『しかし、仕入れと販売をキチンと押さえておけば、発送電分離はそう難しい問題ではありません』
そういわれても・・・。理屈では分かるが、やっぱりイメージできない。
水で言うと、ハワイの水を家に配達しないで、タンクローリーで水道の水源地=山梨県道志まで運び、そこにハワイの水を流し込んで、PPSと言っているイメージが浮かんでしまう。
タンクローリーといえば、ガソリンのエネオスというのは、古い時代からすれば6・7社が合併した会社なのだけど、日石と三菱石油が合併した直後に、三菱石油のタンクローリーが日石のGSでガソリンを納品しているところを見たことがあった。
日石のガソリンが品質NO1だというTVCMは、一体、何だったのだ。日石で三菱のガソリンかよ。と、感じた。
ハワイと道志は混じらないけど、日石と三菱も、PPSと東電の電気も混じっちゃうから、PPSかと思ったら東電かよ。ということだ。
電気も水と同じように「毎度ありーPPSです。電気の配達にまいりました」 だと、イメージし易いのになー。
念のため申しますが、理屈では分かっているので、御安心を。