〝店内にカフェがあって、自由に本が読めるそうで、東京には良いお店があっていいね。昔の少女雑誌のバックナンバーも見てみたい。近くに行ったら寄って、感想を聞かせて下さい〟
代官山の近くにはあまり行かないけど、感想はここで述べます。
前にも書いた が、私は基本的に、本屋が椅子を置いて本を読ませることが気に入らない。
文句その1。
本屋での買い物行動を見ていると、多くの人は、平積みの一番上を避け下の本を買う。勿論私もそうしている。新品を買いたいのだ。なのに、購入していない本をすわって読んでよい、カフェで自由に読んで良いというのは認められない。人が読んだ本は古本というのではないか。
他の商品と違って本は、新作も旧作も販売している、一方では旧作と同じ本が古本でも流通している。人が読んだ本は古本という。ここの線引きを明確にしなければいけない。TUTAYAは新刊本と中古の境がルーズだ。
そういえばTUTAYAグループは古本の買取もやっているなー。買い取った程度が良い古本は、新刊で販売することもできる、と勘ぐってしまう。
その2。
本屋にあるほとんどの本は委託されて置いている。つまり預かっているだけである。売れ残りは数ヵ月後に返品する。つまり売れた本だけを仕入れることが出来る。
自由に本を読ませるのことが出来るのは、汚れても痛んでも売れ残っても、返品できるからじゃないのか。大型書店の極めて身勝手なサービスである。
制度が変わって、全量仕入れた本(返品不可)になっても、自由に読ませることは出来るのか。TUTAYA。
その覚悟はあるか。
桜木町駅の本屋は、サンプルの1冊以外ほとんどシュリンクしている。コミックだけでなく文庫本も。私としてはこっちのほうが、好ましい。