隣りの席で、Chiがオペラグラスを時々貸した年配のご夫人は、前日都内で一泊して〝お練り〟も銀座で見物したし、都内の桜も見物したという岡山の方で、掛かりは約十万円だそうだ。
何といっても、歌舞伎界畢生の一大事業である。招待客への挨拶状やら写真集やら歌舞伎絵図やら記念品やらで、歌舞伎座も大層な掛かりだったことだろう。
アベノミクスとかで、景気は上向くかのような気がしないでもないが、この際、岡山の方も歌舞伎座も使える人はドンドン使ったほうが良い。天下に金が廻ると、おのずと景気は良くなる。 新歌舞伎座のオフィスビルは年商40億円だそうだから、目出度いことである。
そうそう、塩瀬総本家の紅白饅頭は、早々に頂いてしまったから熨斗紙だけしか写っていないが、悪しからず。そりゃ美味かったさ。