読書

3-337) 三浦しをんとタバコと携帯とボッシュ

このあとゴルフに出かける。
コースは栃木県だからここよりは南だけれど、Chiは、道路の凍結を心配してくれている。心配するなといいつつも、我ながらご苦労なことである。

恒例の旧友達とのコンペで旧交を温めるということだが、旧交よりも身体を温めたいというのが正直なところだ。恐らく本年最後のゴルフ。

さて、『まほろ駅前多田便利軒』は、三浦しをんの直木賞受賞作品である。
まほろ市の駅前の便利屋、「多田便利軒」。その経営者である多田啓介、そして彼の元へ転がり込んできた行天春彦。二人の下へ舞い込んでくる、どこか奇妙で、きな臭い依頼に係わっていくうちに、さまざまな人間模様が見えてくる。痛快便利屋物語。

作品も読んだが、TVドラマを録画して見ている。だって11時58分から放映だもの。

 居候の行天春彦を演じているのが松田龍平。あの、ジェジェジェのマネージャー役だった彼だ。その前は映画・舟を編むで辞書編集部の馬締光也を演じた。
 三浦しをんの作品に松田龍平は合う。いかにも真面目そうで端整な彼の顔立ちが、少し外れた行動や軽く振舞ったりする役どころで生きている。
 
 もう一人の主役は瑛太というらしいが、この二人、劇中でやたらタバコを吸う。原作ではどうだったのかなー。多分吸わなかった。まてよ、それは俺のタバコだとか、タバコ買う金もないとかいっていたような気もする。
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 最近の映画・ドラマでは喫煙シーンはほとんどない。そんな中で多田便利軒は一人気を吐く。否、二人煙を吐く。それもあっての深夜枠なのだろうと、ひとり納得している。
考えすぎ。単に再放送だから深夜なだけか。

 タバコといえば、ハリー・ボッシュ。
 彼はシリーズの最初ではポイ捨てもしていたし、『ラスト・コヨーテ(1995年)』まではヘビースモーカーである。
 その次の作品『トランク・ミュージック』『ザ・ポエット』『エンジェルズ・フライト』『バッドラック・ムーン』は未読であるが、『夜より暗き闇(2001年)』では喫煙場面は無い。

この四作品のうち『エンジェルズ・フライト(1999年)』だけがボッシュシリーズなので。どうやらボッシュはこの作品あたりで作者により禁煙させられたようである。

 ちなみに当初、ボッシュはポケベルを使っていたが『ラスト・コヨーテ(1995年)』では携帯を使っている。『わが心臓の痛み』のテリー・マッケイレブは1997年作だけどポケベルで携帯は使っていない。
以上、報告まで。

今朝は暖かで、気温1度。路面凍結もないだろう。Chi、安心していいよ。
午後には雨の予報がでているが、1mm/時だから・・・・。
では出発。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-15 11:20
ボッシュを見習ってビールを飲んで運転はしないように。
Commented by 古武士ヒロ君 at 2013-11-16 04:51 x
そうか、ボッシュはポイ捨てしてたのか。千代田区でそれをやったら2000円の罰金だ。
ボッシュノートの項目に「タバコ・喫煙」はなかった。先般の一覧表といい、貴重な情報提供に感謝。
Commented by ikuohasegawa at 2013-11-16 05:04
saheiziさん
大丈夫です。昨日のゴルフでも昼食時もコンペのパーティもアルコール抜きで過ごしています。
Commented by ikuohasegawa at 2013-11-16 05:13
古武士ヒロ君 さん?
NHKになったような気分。NHKは「杉ちゃんさん」って言っていた。
杉ちゃんのも、もう過去の話だけどね。なんでも時代と共に変わるのよ。
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by ikuohasegawa | 2013-11-15 05:00 | 読書 | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa