繰り言 (くりごと)

3-414) 最近の新聞から 『奇妙』つながり

 理化学研究所の若い女性チームが「STP細胞」の作製に成功した。快挙を誇らしく思う。

 ネイチャー誌は当初論文の掲載を却下。「長い細胞生物額の歴史を愚弄している」と評したという。 欧米のメディアは近時の科学者の反応を報じているが、「ショッキング」「びっくりした」「革命的」はともかく、「奇妙」というコメントがあるとしている。それほど衝撃的な成果なのだ。
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 奇妙といえばマラチオン混入事件の容疑者の弁護人も奇妙である。
 容疑者が弁護人に話すことなく供述を始め、その事実を接見で知った弁護人は「冤罪の危険性が捨きれない事案だ」としているという。
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 これは弁護人としては普通の反応なのだろうか。私には「奇妙」に思える。

 奇妙といえば奇妙奇天烈。藤子・F・不二雄原作のアニメ『キテレツ大百科』を思い出す。
 
 マラチオン容疑者の日常生活を週刊誌が報じ始めた。
 見出しに曰く、『異常な日常』、『奇天烈な日常』
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 新明解の【きてれつ】は
 「奇妙 ー  〔ただ『奇妙』と言うだけでは収まらないほど、ひどく変わっている様子〕」表記:奇天烈は借字。
 とある。

 異常と奇天烈の程度関係は判然としないが、インパクトは断然『奇天烈』の方が上。銀行のロビーでじっくり読みたくなってしまうではないか。

 そのほか『きてれっつのぱっ』というフレーズも浮かんだ。しかし、どう検索しても出てこない。アニメのキテレツのパパが出てきてしまう。

 まてよ、『てけれっつのぱっ』   落語・死神の呪文だった。




 
Commented at 2014-01-31 07:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ikuohasegawa at 2014-01-31 08:02
 ST A P修正しました。有難う。
 明日お会いするのが楽しみです。
Commented by saheizi-inokori at 2014-01-31 10:05
テケレッツノパー、は明治の四代目立川談志が「郭巨の釜掘り」をからかって高座で踊った時の歌詞が始めのようです。
『二十四孝』の残酷さに対しては魯迅も戦慄して革命に走らせる要因となったと平岡正明「大落語(下)」は語ります。
Commented by ikuohasegawa at 2014-01-31 15:46
ご教授有難うございます。
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by ikuohasegawa | 2014-01-31 05:27 | 繰り言 (くりごと) | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa