温泉ではなく、この日のお目当ては『岳の幟』。 観光ポスターなどを見て興味を抱いていたが、タイミングが合わなかったり忘れたりで一度も見たことはなかった。
今般はしっかり記憶していたので見物することが出来た。
幟の列は八時に夫神岳(おがみだけ)中腹からスタートし、九時頃に北向観音前を通過。
我が家はここから見物開始。
観光協会のHPによると、
岳の幟は『たけののぼり』と読み「信州の鎌倉」と呼ばれる別所温泉に伝わる雨乞い祭りです。室町時代の大干魃の時、夫神岳の山の神に各家で織った布を奉納し 雨乞いをしたのが始まりで、以来500年続く国の重要無形民俗文化財です。 別所温泉の4地区交替で100人以上の住民達が、数十本の色とりどりの反物と竹竿でできた長さ約6メートルもの幟をかつぎ、温泉街を練り歩きます。
前日は真夏のような暑さだったのに、この日は曇りで小寒い。洗濯した布を干しているのではないが、晴れたら良かったのにね。
見物場所を移動して北向観音の境内から行列を遠望する。
別所温泉入口にある別所神社まで行列は進む。
雨乞いの効果を確認できたので我らは早々に引き上げた。しかし行列は12時まで続く由。雨天決行。雨天継続。
いくら雨乞い由来だといっても「雨だ。有難い、もう一回り」なんていうことは無いな。
(豪雨の被災地の皆さん、ふざけてごめんなさい。)
幟は好天の日に干すのだろうけど、一度に全部干すとまた雨乞いになったりして。
MORE 幟の数と数え方
1)花のニュースで全景画像が微妙に少なく花のアップが多い場合は『咲いた』というニュースであることが多い。それでも、少しの群生を画面一杯にするから、見る方はイメージを膨らませる。出かけていくと「意外に咲いていないわね」ということになる。『満開』の場合は、全景画像が多い。
岳の幟の場合も全く同様。
5~60旒の幟を画面一杯にするから見る方はイメージは膨らませる。出かけていくと「意外に少ないわね」ということになる。
TVも写真もベストに写したいし、ベストに見せたいのだ。
2) 幟を数える単位は、一本、一棹、一竿、一流、一旒だそうです。
知ったかぶりをして、『旒』を使ってみました。
私も知ってから5年くらい経っています。やっと念願かない見学できました。