暑くても夏はこうでなくっちゃ。
Chiに付き合って、花子とアンを見ている。
かつての放送で、女学校時代の花と蓮子は腹心の友を誓い合った。
乙女が信頼しあうのは美しい光景だが、『腹心の友』が、ちょっと引っかかった。
引っかかりを解消すべく、新明解と漢語新辞典をひいた。
『腹心の友』は、現在はあまり使われていないがセーフのようだ。
こういう用法を知らなかった。(More 『腹心の友』に詳述)
これはアウトだろうという『腹心』が登場した。
石破氏の発言なのか、TV局の表現なのかは不明だが、腹を使うなら、ここは『腹蔵なく話せた』だと思う。
『腹心の友』というくらいなのだから、『腹心』は、まごころ、絶対の信頼、深い信頼なのだ。
『腹心なく』というと、信頼していないことにならないだろうか。
安倍、石破両氏は互いに信頼していないというのなら、それはそれでニュースなのだけど。
それとも私が知らないだけで、こういう用法があるのだろうか。
『腹心の友』に関しては、OK Wave の質問No.8564017に回答があった。
明の丘濬の『故事必読成語考』には、
『肝胆相照 斯為腹心之友 意氣不孚 謂之口頭之交』
肝胆相照らす、斯れを腹心の友と為し、意気孚(まこと)ならざる、之を口頭の交りと謂う
とあり、上下関係はありません。
また、『孟子』には、
『君之視臣如手足 則臣視君如腹心』
君の臣を視ること手足の如くならば、則ち臣の君を視ること腹心の如し
とあり、ここでは家臣が主君を腹心のように見ると表現されています。
得心できたが、現在は、目上に使わないのが無難だろうな。
そう言えば、麻生さんは、言い間違い、読み違いが得意でしたね。
虚心たん懐腹心なく話せたーーは変,虚心坦懐だけだったら解るけど。続く腹心なくは否定になるのだと思うのから。
私も間違った言葉を使ったいるのでは とゾクッとします
サンキュー。
そうするとあれは本音がもれたのであって、言い間違いではないのですね。
やっぱり変ですよねー。
こういう重箱の隅をつつくネタを書いては自分のハードルを上げています。
単なる言い間違いではなく、正直な言葉でしたか。
どこかの阿部さんではなく、もちろん安倍さんのことです。