ゆくたては省くが、CDを呉れたのは後輩君らしい。
『後輩らしい』というのは老人力ゆえの自信のなさではなく、根拠や理由のある推量を表す。
つまり、直接の面識は無いが私が所属していた社会教育団体に、私が卒業した後に所属した若年の方だから後輩なのだろうと思う。
彼が勤務するアキュフェーズ株式会社という音響メーカーの視聴用CDを頂いた。
製品の販売促進のための、JSバッハ、Rシュトラウス、ワーグナー等名だたる名曲を収めたCDである。
頂き物をしたので、アキュフェーズ株式会社のCM。
横浜に本社があるというのに、なじみが無いのは当然で、私のような普通人は端から相手にしていないハイエンド機専門メーカーだった。
たとえば、MDSDデジタルプロセッサー「DC-37」という機種は55万円(税抜き)。
頂いた4枚の内、我家ではSACDを本来の音質で聞くことが出来ない。
対応した器機が無いから。
まあ、普通に聴いているCDでも美しい音色だと思う程度の感性だし、何より若い頃から「左の耳が難聴です。極高音が聞こえていません」と言われている耳だから、アキュフェーズ製品には食指は動かぬ。申し訳ない。
昨今、SACDの他にハイレゾというのも見聞きすることが多い。
難聴の専門家から何かアドバイスが来そうだが、念の為追記。
突発性難聴でも老人性難聴でもありません。極高音が聞こえていないそうです。それで困ることは有りませんでした。
今後は有効に使おうと思っています。都合の悪いことは聞こえていないことにします。
「私は難聴だからね」
アンプと言えば、昔はマッキントッシュとかマランツに憧れたもんですが、当時でも100万円を超すものがざらにありましたね。アキュフェーズも高級ブランドとして有名でしたよね。
二人新年会ではゴチになりました。次の二人花見は当方が手配します。
やはりご存知でしたか。
アキュフェーズを使っているの?
またやりましょう。ただし、風景印は土産にできないと思う。60局で一冊が埋まるのだから。