補修テープを取り出し使い終わって箱に戻すのだが、箱のラベルを確認することなく箱に収めていくから、次第に箱と現物が一致しなくなる。
初心の方は箱の名称を頼りにするから混乱がおきた。
全てのテープに名称を書き加えた。
会員各位には名札を下げるよう申し合わせているのに、どうして今まで気が付かなかったのだろう。
修理はというと、今週はガンダムのムックを手がけた。根強い人気あり。再購入不可。
本文用紙は雑誌クラス。それと上質紙の表紙を背で接着しただけ。見返しは無い。
さらに厄介なのは、ページ外れと本文の脱落を過去に製本ボンドで補修している。そのボンドで本文の最初と最後の数ページずつが分離して表紙の裏側に残っている。
同じ症状が更に悪化して再入院というところ。
【以下は修理関係者以外の方は、更にツマラナイと思います】
修理方法を見立てる
●本文の破れを和紙テープで補修。セロテープは幸いなことに1箇所。
●分離している本文を一体化する。ページ外れは今後も続くので平綴じを採用。本文の開きは多少悪くなるが『ページ外れの連鎖』は止められる。
●本文と表紙を結合する。
ということになるが、見返し無しの本の場合、本文と表紙の接着は背部分だけなので再修理しても再発しやすい。どうしたものかと思案しながら、表紙の裏側に貼りついている本文の数ページずつを剥がしていくうちに気が付いた。
その間に寒冷紗の羽根を入れ、貼り押えればよい。
フィリピンの偽ガンダム
早くも取り壊すそうだ。
これは偽ガンダムというレベルではない。他のモノじゃないの。
電子書籍より手触りが楽しめる補修をご苦労様です
お役に立てたら嬉しいです。