3-415)『けんぴ』とは何ぞや

自前の歯の無い人は堅くてチョットと言うかもしれないが、芋けんぴを嫌いだという人はあまりいない。

私も好きだ。しかし、ゴルフ帰りに立ち寄るコンビニで「ここは芋けんぴを売っていない。けしからん」と怒るアルチュ氏ほどではない。

その、芋けんぴ。
芋は さつま芋なのだけど、『けんぴ』とは何ぞや。

 創業元禄初年・土佐藩御用菓子舗【菓匠 西川屋】HPによると、まず表記は片仮名で『ケンピ』

『ケンピ』は
西川屋が山内藩主の御用をいただいておりました白髪素麺、麩からヒントを得て製造した干菓子で当時の山内藩主に献上致しまして深く賞讃されました。
元禄初年西川屋才兵衛が赤岡町に店舗を構えてから その堅いところからケンピ(堅干)と名付け 広く一般に売出したものでございます。
精選された小麦粉、砂糖のみを原料としたあくまでも素朴な土佐の味で土佐唯一の銘菓として広く全国に知られているものでございます。

広く全国に知られている・・・と言われても知らなかった『ケンピ』は堅干で現物はこれ。
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この銘菓『ケンピ』にあやかって、さつま芋で作った堅く形状の似た菓子の名を『芋けんぴ』と名付けたようだ。ただし『芋けんぴ』を開発したのが西川屋かどうかは不明。

老舗西川屋は『ケンピ』『芋けんぴ』共に扱っている。
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長尾鶏の玉子、一豊の妻、竜馬のブーツ、竜馬物語は、いかにもお土地柄というネーミングだ。

ちなみに尾長鶏は高知県原産で特別天然記念物に指定されているが、長尾鶏とも言うようだ。










Commented by ikemoto04lp at 2015-06-16 07:52
その通りです。せっかく楽しみにしているのに、芋けんぴがないと裏切られたような気分になります。

学生時代に高知に旅した時、高知城内だったと思いますが、「長尾鶏」がいて、「おながどり」とかなが振ってありました。「何で逆なんだ?」と不思議に思ったのを記憶しております。
Commented by reikogogogo at 2015-06-16 10:30
此れ、日本橋に芋屋金次郎と言うお店があって、以前、チョコが掛かったけんびを
買いに行きました、芋けんびもチョコけんびも細切り、全く土佐を意識しなかったけれど、土佐が発祥地ですか?
Commented by ikuohasegawa at 2015-06-16 20:57
アルチュさん
折衷表記とでもいうのでしょうかね。
Commented by ikuohasegawa at 2015-06-16 20:58
reikogogogo さん
コレドですね。芋屋金次郎は土佐が本店で、通販もしていますよ。
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by ikuohasegawa | 2015-06-16 04:54 | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa