重箱の隅をつつく

3-425) 各国首脳の電話盗聴は原則しない

「フランスの大統領の電話をアメリカの情報機関が盗聴していた」とする機密文書を、内部告発サイトウィキリークスが明らかにした問題で、オランド大統領はオバマ大統領に抗議した。
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新聞によると、ウィキリークスが公表したのは、2006年~2012年までの過去3代のフランス大統領の電話盗聴の記録。これを受け、フランスは「(盗聴)は受け入れられない。約束を厳密に守る必要がある」との声明を発表。

しかし、オバマ大統領が盗聴を行わないと表明したのは2014年だから、時期がずれているなあ・・・。2013年までは盗聴していて当然。それに「盗聴は原則行わない」なのだからね。

国益は異なることの方が多いのだから、アメリカが他国の情報収集をするのは当然だ。フランスもドイツもイギリスもロシアも、中国も・・・・日本もやっている。そして、各国とも盗聴されていることは想定しているはずだ。想定外というのは無防備に過ぎるだろう。

ただ、それが表に出た時には「不正行為だ」と抗議し、「やっていない」または「原則止める」と言うのは両国とも儀式にすぎない。

オランド大統領にはこう言って欲しかった。
「機密ではない。盗聴されていることは知っていた」
「オアイコだよ。フランスも2012年までは盗聴していたからオアイコだ。今は・・・原則行っていない」

言わないだけで国家のインテリジェンスなんてこんなものだ。
何だか、佐藤優氏の著作に影響されたようだ。






Commented by ikemoto04lp at 2015-06-26 08:53
天下の「CIA」かと思いきや、国家安全保障局(NSA)だったんですね。
 でも、CIAが何もしてないなんて、あるわけないですよね。
Commented by saheizi-inokori at 2015-06-26 10:30
対抗策は、訳の分からないことを言うこと。だれかの如く。
でもそんな通信には意味がないな。
Commented by ikuohasegawa at 2015-06-26 17:50
アルチュさん
オバマ大統領も「原則止める」ですから、例外活動はしていると思います。

Commented by ikuohasegawa at 2015-06-26 17:54
saheiziさん
誰かさんの訳のわからないことを盗聴してアメリカは「よしよし」って言っているのでしょうね。
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by ikuohasegawa | 2015-06-26 04:50 | 重箱の隅をつつく | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa