Windows 10へアップグレード後、不具合が発生し修理が必要になるケースが急増している。とのこと。
Windows 7で困っていることは無いので、もう少し様子を見ます。
さて、修理に携わった巨大絵本の 「ページ順が間違っている」 と連絡が来た。
修理は緩みの是正、剥がれの固定など補強作業のみで解体はしていない。
責任の所在を明確にしてから話を聞くと、見開きの絵の掲載順を製本時に誤っているとのこと。
乱丁の一種だ。
普通の本は奥付の下部に『落丁本・乱丁本は送料小社負担でお取り替えします』などと記載されている。
今読んでいる真田三代風雲録の奥付を開いてみると
『古書店等で購入したものについてはお取り替えできません』とある。
定価で売った本に責任を持つというのだが、古本であろうとなかろうと誰かが新刊で買ったのだから、どの段階で申し出ようと発行者は責任を負うのが当然だと思う。
「新刊読了後古書店に売却したが、再読したくなり古書を買った。恥ずかしながら(恥ずかしいのはそっちだろう)再読して乱丁があるのに気が付いた。取り替えて頂きたい」
と申し出て、実業之日本社とやり取りしてみたい気がする。
「普通だったら商品を回収し返金か交換。車だったらリコール。車メーカーは中古車の場合は事故がおきても責任を負わないなどと言わないだろう」
「毀損のある刊行物を放置するのは作家に対しても失礼だろう」なんてね。
しかし、この本は残念ながら新刊本を買ったし、落丁も乱丁も無い。
それはともかく、この巨大絵本は横浜薬科大学と横浜市立みなと総合高校の学生が5年前に作製したものである。乱丁対応も修理者が担当するよりしょうがない。
とはいうものの先般の修理で、ページの端の剥がれは念には念を入れて固定した。それを、その4ページを剥がして貼り替えることになる。
唯一無二となると、おいそれとは手をつけにくいので、まず作画者に原画のデータが保存されているかどうかを確認してもらう。万が一ということもあるからね。
休み明けに確認が取れてから手を着けることにした。
盆休み?夏休み?どちらだったかはっきりしない。
かつて、ある校正中に挿絵の天地が逆というケースを発見しました。
この絵本は読み聞かせ専用のため絵と文章は別冊なのです。
絵だけ渡されての修理では通読できませんから、後悔はありません。
また、文章を渡されても全冊読んで「私が見つけた」かどうかは、自信がありません。
それよりも傷みが出るくらい使われていた5年間に、問題化しなかったのが不思議でなりません。
追記:、実業乃日本社は実業之日本社でした。意図的が残っていました。
一つだけ失敗したのは、有料のゲームが使えなくなったことです。「8」の時もそうだったのですが、同じ過ちを犯してしまいました。
まあ、「7」のパソコンもあるのでいいですけどね。