出演者は柳家さん光、ぴろき、三遊亭歌之介、ケーシー高峰、柳家喬太郎、柳家権太楼。
二つ目に昇進して、まくらを振れる身分になったがまだまだ。
ぴろきは面白い。持ち時間がたっぷり(20分)あったのでネタ満載。幸いネタの手持ちは多いようだから、時間をたっぷり与えたほうが持ち味が生きる。
三遊亭歌之介 師匠圓歌や九州方面の方言のまくらから 勘定板。
古典落語のようだが、小学校低学年に ”ウ○チ”とか ”う○こ” と言うと喜ぶ、その系統のネタ。いっぱいある噺の中からこれを選ぶセンス、得意ネタにするセンスを好まぬ。
KTは端から好みに合わない。好みの問題だから評しない。
中入り
柳家喬太郎は、横浜家系ラーメン、中華そば、駅そばのコロッケそばをまくらに振って 時蕎麦。
面白くて長いまくらの途中で「このあと権太楼師匠がしっかりやりますから」とか「こんなもので宜しいでしょうか」と自虐的に言っていたが、喬太郎らしい上等のこんなものだった。
時蕎麦は前座噺かと思うほどよく聞く噺だが、さすが喬太郎という出来。
目当ての権太楼師匠の登場を「まってました」と迎える。
演目は佃祭。
権太楼師匠の佃祭は何度も聞くが、何度聞いても良いものは良い。
そうそう、開演前に席に着いたら、後ろの席から声をかけられた。
手作り製本の会の元会員M岡さんも夫妻で落語鑑賞。
じっくり旧交を温める暇はなかったが、お元気のようでした。
晩秋の佃祭りもまた一興。
権太楼の佃祭は本当に良かったです。
この「濱っ子寄席」第55回と知って、何年前からやっているの?と思いましたし、前の方が書かれたとおり豪華な顔ぶれで1500円は安い、とも思います。