一昨日、室内では上着を脱いで半袖だったのに、昨日から床暖房をONにしてストーブで暖をとっている。この差は何だ。
気温の差だ。
ええ、軽井沢に来ております。
磯子図書館では本の修理を半袖姿でやっておりました。
幾冊か修理したなかでの変わり種は「 ひも 変 」の文庫本。
奥付けのページに、ありあわせの丸ヒモを接着して読書後返却してきた小学館文庫。
新潮文庫、星海社文庫、日経文芸文庫以外の文庫本には、しおりヒモが付いてないから自作の代用しおりヒモなのだろう。
挟み込みのしおりは抜け落ちるから、しおりヒモに限るということも解るが、これはいけない。
どうしても付けたいなら自分の文庫本にやりなさい。位置は新潮文庫を参考にして、丸ヒモではなく平ヒモにしなさい。
こんなところで説教や指導してもしょうがない。
修理としてはヒモを取り外し、ページの破損が出れば補修する。それは次回になる。
中公新書「青年期のアメリカ絵画」
ノド割れをセロテープで貼って再度のノド割れ発生。
絶版本なので修理して欲しい。と注釈付き。
セロテープは剥がせたが紙面は黄変していた。
ブッカーで被ったカバーを外すと背表紙も断裂。
まず、表紙。
断裂面を合わせて裏面から和紙テープの小片を使って仮停め。
表はクリアー補修テープを貼る。
このとき、テープは天地丁度ではなく少し長めに用意し、表紙を台に貼るイメージで貼って余剰部分をカットするのが良い。
このあと、ノド際に穴をあけ平綴じをして表紙を付ける。平綴じの新書になるからクータは入れない 。見返し、寒冷紗での補強を検討する。
前後したが午前中は製本の会例会。
来月の課題は「ジャバラ折りのカードケース」。
寄贈いただいたレザック、スキバルをカットして配布。
S口さん、O橋さん、ありがとうございました。
レザック会報、文集など並製本の表紙に使われています。
スキバル(つくるたのしみ.com)
型押しの革を模した高級感のある紙製の製本クロスです。