事務機のプラスが折らないカッター「オランテ」を販売している。
Wikipediaによれば「カッターナイフは、交換可能な刃を持つ刃物の総称。明確な定義はない。紙を切るための道具として開発された」ということで、カッターナイフは折る刃式の刃物を指している訳ではない。
しかし、普通、カッターナイフと言えば折る刃式を思い浮かべるから、プラス社は折らないカッター「オランテ」と折らないことを強調している。
どんなものだろうと気になる。
“折るのが怖い” “折った刃が飛びケガをしそう” “刃の処分に困る”・・・そんな従来のカッターにつきものの悩みを解消。
カッターの刃は折って使うものという従来のイメージを覆す、新しいカッターの登場です。
プラス株式会社HPより
ほほー、どんな工夫が。
折り目の線がない新開発の「長持ち加工刃」はサビに強い0.5mmの丈夫なステンレス刃で、折らなくても快適な切れ味が長く持続します。
凹凸表面加工と全面フッ素コートをかけ合わせることで、ガムテープなどによるベタつきを防止します。
ご家庭で、オフィスで、安全・快適に長くお使いいただけます。
それって、普通「ナイフ」って言うのじゃないかい。
カッターナイフを売っていないようないるようなプラス社としては、
“折るのが怖い”
“折った刃が飛びケガをしそう”
“刃の処分に困る” という消費者をターゲットに「折らないカッター オランテ」という名のナイフを売り込む訳だ。
「折らないカッター」と言われてもなあ。
新開発の「長持ち加工刃」はサビに強い0.5mmの丈夫なステンレス刃の替刃も用意しているので、Wikiの定義「カッターナイフは、交換可能な刃を持つ刃物」には適合する。
しかし、刃の形状(折り目は無いけれど)と、刃の交換、刃をスライドして出すことが「カッターナイフ」に似ているだけのような気がする。
その上、「折らないカッター オランテ」の用途は、
プラス株式会社HPオランテより
荷物開梱、段ボール解体、プラ紐切断、あたりに照準を合わせているようだから、カッターナイフとカッターマットを使って用紙をカットする私は、端から対象外という商品のようだ。
昨年10月発売でしたが、あまり話題になっていないようです。
ちなみにオルファにもあります。
「折れ線なし替刃」