パッと見、失礼ながらカラスかと思いましたが、「一富士 二鷹 三茄子」に続きがあるで、思い出しました。
「桃栗三年、柿八年」の続きってご存知ですか?
そのどれも夢に見たことがないなあ。
我が家も見ておりました。
改めて調べてみました。
夢にみるもののなかで縁起のよいものの順位。とくに正月2日の初夢の縁起に用いられる。語源については、この諺が一般に流布した江戸時代中期にすでに諸説ある。(1)駿河(するが)国(静岡県中央部)の諺で、駿河の名物を順にあげたとする説がもっとも有力である。江戸時代の国語辞書『俚言集覧(りげんしゅうらん)』によれば、駿河の名物を「一富士二鷹三茄子四扇五煙草(たばこ)六座頭」とする。(2)徳川家康があげた駿河の国の高いものの順位、すなわち一に富士、二に愛鷹(あしたか)山(足高山)、三に初茄子の値段といったことに由来するとする説。(3)富士は高く大きく、鷹はつかみ取る、茄子は「成す」に通じて縁起のよい物とする説、などがある。[棚橋正博]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)