タイムリーネタに押されて後回しになっていました。
1月24日のことです。
昨年秋の学校図書館本の修理ボランティア養成講座の受講生が、学校司書とボランティアメンバー2名と連れだって来た。
彼女は根岸小のPTA会長にして図書ボランティアさんで、講座終了後、日を置かず現物壊れ持参で1人補講に来た熱心な方です。
この日は事前に図書館経由で連絡をもらって、平綴じ実習会を開催しました。
持参の「怪傑ゾロリ」など新刊38冊を教材に平綴じを習得したいとのこと。
教材持参で平綴じの習得と言うと聞こえは良いが「あわよくば新規購入の本38冊を平綴じしてしまいたい」の方が強い。と、見た。
でも、いいじゃありませんか。
養成講座で修理の平綴じを学んだ。
それを新規購入の本に予防的に施したい。
道具が無いから磯子図書館へ持ち込もう。
ついでに、メンバーにも平綴じを覚えてもらおう。
図書館もOKしたことだし。いいじゃありませんか。
思いの深さ、強さが行動に現れたのです。「良い」と思う人はいっぱいいるけれど、実行できる人は、そうはいない。
学校司書をその気にさせ、
日を決め、
図書館に連絡許可をとり、
参加者を募り、
本の持ち出しと交通費の支給を小学校に交渉し、
38冊を運んでくる。
ここまでできるなら、どなたでも、どこからでもいらっしゃい。ってことよ。
実習時間は1時間30分という制約があったので、工具類の必要な穴開けを優先する。
手分けして見返しのノド際をめくり起こし、交代しながら38冊に次々と穴をあける。
こういう時、あの治具は役に立つ。
平綴じ実習は一人が1冊したところで時間が来ました。
当初から綴じ残りが出ることは織り込み済み。穴さえあけておけば持ち帰って自分たちで綴じることができるから予定通りです。
それでは、健闘を祈る。