86) 負けてなるか
2007年 02月 01日
ネーミングだけで対抗心を起こさせたのは、マーケティングとしては一応成功です。刺激されてしまいましたから。でも、私は立ち読みもしない。買わない。ブログのネタで終りだ。しつけるがカンの虫にさわる。逆鱗に触れるというが、私の逆鱗に触れたのだ。
こちらは読者側だから立場としては上だ。よって用法としては正しい。本来竜のあごの下に一枚だけある逆さに生えた、触れてはいけない鱗なのだが、年とともに逆鱗の数は増えている。身体中逆鱗だらけなのであります。
読んでいませんが、おそらく本編は年金分割の開始などを材料にして、ムチ代わりに離婚話をちらつかせ、自分の都合の良い亭主に調教してしまおうと言うのでありましょう。ならば亭主よどうする。
対抗策はこれ。役所へ行って「離婚届け出書が欲しいのだけど、どこに有りますか」
もうココから始まっているのですから、しりごみせず案内の女性に毅然とした態度で聞く。羞恥心を捨て、決意の確認をするのであります。こっそり持ってきてはだめ。コレができない様なら、尻尾振って 伏せでも、待てでも、三回廻ってワンでも しつけられなさい。
手に入れたら自分の記入欄は全て、誤字脱字無く正確に記入。日付は書かない。封筒に入れる。その封筒はできれば、否、必ず周辺を毛羽だたせてボロボロにし、ずいぶん前から準備していた状態に見せたい。ココが眼目ですから、紙ヤスリかなんかでフチを軽くこすったりなんぞして入念に準備して頂きたい。四五日はポケットに入れてこすれればなお良い。準備としてはコレで完了。私は「面白い物見せようか」なんて言ってしまいそうだけど、ダメだよ。先に見つかってしまうと、厄介なことになるから厳重注意。
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『今さら離婚なんて話をするのは、私としても嫌なのだけど・・・』なんて女房がちらつかせようものなら即行動。脅されてなるものか。
毛羽立った封筒を取り出す。そうだ、封筒には墨痕鮮やかに 離婚届け出書 と書いておこう。おもむろに手前に置いて、指でスーッと女房の前に押しやる。
「有難う。ボクもやっと踏ん切りがついたよ。君からそう言ってくれて助かった」
この一言が君の人生を大きく変える。されそうな亭主がする亭主に、劇的ビフォー・アフター。
ココで封筒の毛羽立ちが一層効果を上げる。女房はきのう今日かもしれないが、亭主は封筒がこんなになるほど前から届けを準備していた。という場面ですから、あっという間に形勢逆転。ボロボロの封筒から、ふるえる手で届けを取り出した女房の胸中は【どこかに女が・・・。何時から準備していたのだろう。私より可愛いのか。そう言えば・・・・。くやしー。離婚 ,どうしよう。まずい、こんなはずではなかったのに。】勝負あり。亭主調教計画阻止成功。
封筒の準備が無いと、亭主は守勢に廻るよりしょうがない。「僕も反省して改めるから、考え直してくれないかなー。口には出さないがズーッと愛してる・・・・・」そんな発言のあと続く半生は、まさにしつけられた 屈辱の日々であろう。
勿論、そこで女房が折れてやり直したいと言うのであれば、考えてやってもよろしい。君が上位に立ってコレまで味わえなかった人生が始まる事になる。
両方が離婚を口にしたのだから、別れるという結論も有りうる。その時は準備した離婚届が役に立ち、手ばやく届けが完成するわけだから、無駄にはならない。めでたし、めでたし。
チョッと待って、別れたくない。人生変えたくない。ってか。
ダメ別れなさい。人生に別れはつきものです。大体、しつけようだとか離婚で揺すぶろうなんて考えを起こす女房なんて別れちゃいなさい。コレができなきゃ、調教され、しつけられて生きていくことになるのだよ。
でも以外に平和な日々かも知れない。ってか。勝手にしたら。
追伸:この所、熟年離婚とか濡れ落ち葉とか年金分割とか・・・こういう調子の話ばかり聞かされて、世のオヤジ達はすっかり自信をなくしております。勢いづいた女房どもは本なんかの助けは借りない。買わない。それが証拠にきみまろの毒舌を、余裕で笑ってるじゃありませんか。絶対本は買わない。自信をなくしたオヤジ達に狙いを定めた方が本は売れると思う。
本の題は変更【定年オヤジのしつけられ方】コレなら私も文句を言わず自虐ネタとしてうけいれる。とりあえず素直に立ち読みはしただろう。面白ければ買いもしたさ。