ご夫妻は秋の舟木
行き先は同じ大阪。駅のホームでは様々な人生がすれ違う。我が方は礼服着用で葬儀に参列。もっとも故人は義兄の妻の母97歳であるから将に大往生。さほど悲嘆にくれる状況ではないのでその分は気が楽である。
訃報が届き式場を確認した時、駅からタクシーで『近くて悪いけど〇〇セレモニー』と言えばワンメーターで行ける。と懇切なる指示をうけた。
『〇〇セレモニーってありますか?』なんて東京弁で言うと一部の浪速のオッちゃん運転手はコイツは他所者、チョッと稼ご。幹線道路を走行して大回りされる事があるようで・・・・。
いえ、あくまで一部でありますよごく一部。大部分の大阪の方は親切で暖かい心の持ち主でありますよ。
私も「近くて悪いけど・・・・・」って言うことあるが、悪いなーと思いつつ言うのであって、ワンメーターでいけるはずだ。ワンメーターで行かなあかん。という意味では使っていない。
近くて悪いけどこの一言は。大阪では場所は知っている大回りするんじゃないぞ。という事を意味するようだ。どうやら『近くて悪いけど』と言うのはワンメーターで行け。という意思表示のようである。
後で文句をいえば『いつもの大通りを走っただけでんがな。走る前にちゃんとココ走れって言わなあきませんがな』などと言われそうだから、指示どうり『近くて悪いけど〇〇セレモニー』と告げた。確かに裏道走ってワンメーターで到着。
大阪ではボーっとしてたらあかんでー横浜のおっちゃん。
それなら『近くて悪いけどワンメーターで〇〇まで』って言うか。
大阪は何度行ってもいいもんですね。かみさんともども、上方の「食と芸」を満喫してきました。
ところで、かみさん、ちょっぴり憤慨しておりましたか゛、舟木は「一夫」が正解です。
また、「浪速」は、現地では「浪花」と書きます。もっと古くは、「難波」と書いておりましたが、こちらは現在、「ナンバ」と読みます。