一番好きな物に最初に手を付けるのは幼児性が強い。とも言えるし、一番好きな物を最後まで残しておくのは幼児性が強いとも言える。
私は取り置いて最後にジックリ味わうタイプの幼児的性格である。したがって、オデンの最後は常に【ゆで卵】。
【ゆで卵】を見つつ最後の楽しみを思い浮かべ食べ進む。そして最後に【ゆで卵】。これで至福の瞬間を味わって終了とするのである。
【ちくわぶ】ではそんな気持ちにはなれないでしょ。
Chiはそれを見て、また今日もやっていると面白がる。時には「玉子嫌いなら食べてあげようか」とトンでもない事を言い私を慌てさせる。
そのくせ、最近は自分もゆで卵を取りおいているではないか。あっちの幼児性がコッチの幼児性に来てしまった。
信州中野はサクランボの産地。フルーツランドは裏の園地から完熟サクランボをもいで販売。割高だが熟度が適切でおいしい。※写真に薄青く写りこんでいるのは盗難防止ネット。
そういえば、サクランボを食べる時の私。
種を出し果肉を頬に貯める。種を出し果肉を貯める。種を出し果肉を貯めるを繰り返す。最低5個。
当然、頬はある時の柳葉敏郎か、虫歯を病んで腫れたような状態となる。それを一挙に咀嚼。サクランボの果汁と香りが口中に溢れこれまた至福の時が訪れる。
この食べ方はChiにも推奨しているがのって来ない。
もったいないことだ。人生の愉悦の半分を放棄しているのと同じことなのに。
確かにこういうサクランボの味わい方をする人はあまりいないと思うが変ではない。これは幼児性の故ではない。大人喰いなのである。
サクランボの果汁と香りが口中に溢れた瞬間、目薬もささないのに思わず叫んでしまう。 「来たーーーっ!」
ちなみに、あの目薬は sante FX NEO 。強烈にスーッとします。