従ってサンプルとしてエクセルで自作。下図の(A)右卍(右マンジ)がそれである。
(B)の卍:マンジは日本では地図記号の寺でもあり、宗教に由来する記号である。記号フォントにも出てくる。
この自作の(A)右卍(右マンジ)と ハ ーケ ン ● ロイ ● の文字が登場するこのブログはヨーロッパだと【不適切】に指定されてしまうかもしれない。閲覧禁止処分を受けるかもしれない。
右卍は忌まわしい意味を持つ記号なのだ。ヨーロッパに読者がいる訳ではないが、一応 ハ ーケン● ロ イ● と表記して閲覧禁止処分を免れようという魂胆である。
右卍に似ているという理由で、少林寺拳法はヨーロッパ進出の際、別のマークを制定した。ポケモンは画面から卍を消したそうだ。
記号それ自体は造形された図形でしかないが、意味と結び付くことにより【記号】として成立し意味を持つようになる。
右卍が持つ意味は、かつて温泉記号が逆さクラゲと呼ばれ連れ込み旅館やラブホテルを意味していたことは、レベルが違う。
温泉記号は、私の好きな地図記号である。
このマークを見ると、丸い露天の湯船から立ち昇る湯気やほのかに漂う硫黄まで思い描いてしまう。温泉記号は私にとって身も心も休まる意味を持つ記号なのだ。
その温泉記号発祥の地と言っているのが磯部温泉。時間つぶしに立ち寄った足湯の傍に碑があって教えられた。
1661年、この地方の土地の境界をめぐる訴訟があり、時の江戸幕府から出た判決文の地図に温泉記号が存在したことを温泉記号発祥の地という主張の根拠としている。