並木第四小学校の市民図書室で今回借り出したのは私が3冊Chi名義で1冊の計4冊。
内田康夫氏の作品はどれも題に漢字が多いことに気が付いた。
それでは私の選んだ『並四小市民図書室・難漢字の題』ベスト4はこれだ。
①贄 門 島 内田康夫・・・・・うっ、贅沢ノゼイ・違ウ。イケニエのニエ・・・(恐る恐る)ニエモントウ?正解はニエモンジマ。まあ、何とか正解。
②幸福の軛 清水義範・・・・・うっ、コウフクノ・・・キ・・・ =幸福の木?違う!キ、キ????ギブアップ。
③風の耳朶 灰谷健次郎・・・・・カゼノジダ? 耳朶=ジダ ト読ムケド変・・・ひょっとしてミミタブ・・・・勘が冴えて当る。
④秀吉の枷 加藤廣・・・・・・うっ、ヒデヨシノ・・・カ、カ、カ・・架・・違ウ・・カ・カ?????ギブアップ。
読めなかったなー。 軛 と 枷 。
くび‐き 【頸木/軛/衡】
1) 車の轅(ながえ)の前端に渡して、牛馬の頸の後ろにかける横木。
2) 自由を束縛するもの。「―を逃れる」
となると、幸福の軛のテーマは【幸福だけど私の自由を束縛するもの】が存在する。束縛され続け幸福を享受する。か、それを打ち破る。か、葛藤する。か、ということになろう。
か せ 【×枷】 《「かし(枷)」の音変化》
1) 昔の刑具の一。鉄や木で作り、罪人の首・手・足などにはめて、からだを自由に動かせないようにするもの。桎梏(しっこく)。・・・・・・・・・・・・・・・アシカセだ。足枷 なら読めた。
2) 心理的、物理的に行動の妨げになるもの。「古いしきたりが―になる」
3) 他人の行動を制約するための言いがかり。口実。
4) ・・・省略
5) 俳優が自分の演技を効果的にするために使う人や物。
となると、秀吉の枷 これは難しい。
2)秀吉本人の心理的、物理的に行動の妨げになるものなのか。
3)秀吉が 他人の行動を制約するための言いがかり。口実。なのか。
5)秀吉が自分の演技を効果的にするために使う人や物。
テーマがどれなかは読んでみないと分からない。
作者加藤廣氏のデビュー作はベストセラー【信長の棺】。本作が【秀吉の枷】さすれば次作は
【家康の軛】なんていうのはどうでしょう。
【幸福の軛】の作者・清水義範さんあなたはこういう言葉遊び、本家(?)取りは好きでしょ。
そうだ、いっそのこと【 軛 と 枷 】はどう。二重にがんじがらめで身動きできない。罪と罰 みたいだし。
希典の耳朶 というのもいけます。
希典と言うのは乃木大将ですから 【乃木の耳朶】 これだと『ノギ ノ ミミノ ギ 』って小声で言ってみる人、いるなー。きっといる。
『ノギ ノ ミミ ノ ギ 』 オモロー。
それにしても、なんという本の選び方だ。
乃木大将のシャレはいけてるけど、残念ながらまた字が違う。「希典」ですよ。読みはご存知でしょうが、「まれすけ」です。念のため。