山藤章二氏のイラストも水をかけるとにじんでしまう。製本を終えた直後に悪魔の一滴が・・・・ということは有りうる。せっかく仕上げたのに・・・・悔やんでも悔やみきれない。読んでいる時でも汗や飲料など本に水滴が飛ぶ機会は幾らでもある。サントリーオールドが水に濡れた。オールドの水割りだ などと呑気な事を言っていられない。
手持ちの定着スプレー、トリパブAとCを思い出したので実験した。スプレーして水彩や鉛筆画を定着させるモノだが、スプレーしておいた右半分は水をかけても滲んでいない。
十年近く前に購入したのもだからラベルも色あせている。効果を危うんだが大丈夫だった。
【顔料系と染料系】
インクジェットプリンターのインクには顔料系と染料系があり、顔料系はにじまないが染料系はにじみやすい。
C社のMP630は三原色+顔料系の黒+染料系の黒。合せて5色で印刷する。
文字は主に顔料インク、写真イラストは主に染料インクが使われるという。
とういことは、文字より写真イラストの方がにじみやすいということになる。
モノクロ印刷でも黒以外の色インクを使うそうだから、結局インクジェットプリンターは滲みやすいという事になる。