2016年 06月 07日 ( 1 )

3-772) 又吉・火花 人気は衰えていない

文芸春秋九月号の一部を本に仕上げた。

製本の手順としては
  • 必要ページを取り出す
  • 雑誌の背固めをそのまま使って見返しを付加
  • 背と見返しのノドを寒冷紗で補強
  • 栞ヒモ、花布、クータを付ける
  • 表紙を作り本文と合体


角背の上製本完成。
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開くと芥川賞受賞作の「火花」と「スクラップ・アンド・ビルド」の2作品全文。
それに受賞者インタビュー、選考委員の選評。
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本のタイトルは「火花 アンド スクラップ・アンド・ビルド」とし、「アンド アンド」でウケを狙うつもりだったが解りづらい。
ここは又吉君の火花人気に任せよう。羽田圭介君には申し訳ないが「スクラップ・アンド・ビルド」のタイトルはカット。
よって「文芸春秋誌版・火花  又吉直樹」とした。
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※表紙の色は一枚目の写真が正しい色目だ
背タイトルはテプラかよ?という声が聞こえる。

実は手作り製本の背タイトル印字は悩みの種なのだ。
手持ちのプリンターで表紙布に位置を定めて、背タイトルを印字することは殆ど不可能。世間には活字を利用した箔押し印刷もあるが、趣味の領域からはみ出る価格になる。アイロンプリントシートを試みたこともあるが今のところ成果を上げられずにいる。
結局、どなたも別紙にタイトルを印刷して切り抜き背に貼り付けている。または、本体背タイトルは諦めてジャケット(カバー)をしつらえる方もいる。

「火花」に戻る。
この本はテプラで印字した。
納本できれば、著者名の下に分類シールを貼り、ブッカーで全体保護の予定。

文芸春秋九月号の奥付を貼ったら ★本誌掲載記事の無断転載を禁じます とある。
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が、「文芸春秋誌版・火花  又吉直樹」は無断転載ではない。
文芸春秋誌の一部そのままを上製本に仕上げて、継続閲覧可能にしただけなので著作権法に触れることはない。


図書館は原則、雑誌の寄贈は受け付けないが、これを寄贈すると持ち込んだらどう対応するだろう。

これでも良いから「火花」を早く読みたいという人はいると思う。
市立図書館の126冊目の「火花」にしてくれというのではない。3000人以上が予約待ちしている今だからの臨時の助っ人。
ものが火花だけに下火になれば御用済みで構わない。元はどうせ廃棄する雑誌だから。
そのためタイトルは「文芸春秋誌版 火花」としてある。


本日、修理日につき持参するが、図書館がどう対応するか見ものだ。
ご自由にお持ちくださいのリユース文庫に回すなら、私に下さい。? 返してください。










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by ikuohasegawa | 2016-06-07 04:53 | 製本&修理:関連 | Comments(7)