2017年 09月 14日 ( 1 )

4-232)機関車トーマス・ミニ絵本の修理

八月いっぱい夏休みをとったので一月半ぶりの磯子図書館本の修理に参加。

幾冊かを修理して、修理本のラックに行くと汽車の絵本(機関車トーマスのミニ11.5×15cm)シリーズ三冊が目に入った。
「お前たち、また来たの」
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子供に人気がありシリーズ全部で26巻あるが入れ替わり立ち代わり修理に回ってくる。
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ポプラ社HPより


再々修理もしばしばあって、修理者の間では評判の絵本である。
構造的にいうと見返し用紙を省き、綴じた本文の最初と最後の折り丁の一枚を見返している巻もある。

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綴じ糸の切れ、本文ノドの裂けも多い。
図書館員に言わせると「それほど貸出しが多い本ではないのに、どういう訳でしょうねえ」
サイズが小さい絵本なので子供の扱いが雑になるのだろう。本文をつかんで振り回したり、ぶん投げたりしてるんじゃないかな。

いずれにしても修理するのだが3冊を手にして、ひねくり回し、しばし黙考。
本文の綴じ穴ラインで裂けたり断裂した個所はテープ類で修理を繰り返している。
綴じなおすべき綴じ糸の緩みをボンドで固めたり・・・何度かの幾人もの手になる修理だからだろうがグダグダ状態のものもある。

結果、上の図の辺りで見返しを切って本文を取りだし平綴じをすることにした。
平綴じをすると見返しの絵の上に綴じ糸が出るが、
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再修理を繰り返してグダグダから修理不能にするより良い。
さらに本文と表紙の接着をより強固にする。と決断した。
二度と再修理に来させない。

ときにはチャレンジも必要だ。

この日は、決意を固めたところでタイムアップ。








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by ikuohasegawa | 2017-09-14 04:15 | 製本&修理:スキル | Comments(4)