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663) 横山大観画集の修理は年を越す

磯子図書館・本の修理勉強会 本年最終日。
誰もが後回しにしそうな大冊を手にした。繰り返してのセロテープ補修で絵画までが白く剥がれている箇所もある画集。そこはもうどうしようもない。暗澹たる気持ちになる。先ずは加温してセロテープを全て剥がすところから手を付けるのだが・・・・。
大判の横山大観画伯の画集。閲覧回数が多く人気の証明なのだろう。これがまた派手に壊れていて一目で大変そう。
多少の見栄もあるので今更、棚へ戻しに行く訳にもいかない。

セロテープをはがし終え仔細に点検。
「喜びが大きい」との一言に励まされ、いずれ誰かが手掛けねばならぬ一冊なのだからと、自分を納得させ、やっと手掛ける覚悟が決まる。
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ほとんど読まれていない解説文の頁は元の状態を保っているが、皆が頁を繰る絵画の部分は綴じ糸の切れ・背割れ・丁の分裂。幸い頁の抜けはないが「これぞ本の修理勉強会」という状況。
先ずは切れた綴じ糸の始末・整理から手を付け、じっくり観察。
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四頁で丁を成している。そこに、見開きになる頁が添付されている箇所がある。
それを、綴じることが出来る程度に補強した上で綴じて本体を復元。

見返しと本体をいったん剥がして最後に表紙とつなぐ。ここも補強がいる。
後は頁の折れを戻し、表紙の欠損を補う。と言う事だが先の長い仕事になりそうだ。
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4時になり本年はここまで。

当日の勉強会では86冊の修理を完了したが、私個人は仕掛かったこの画集一冊のみ。
継続修理となり、年を越す?ウッ 年を越せぬ?どっちだい。

横山大観画伯は修理未完で年を越してしまう。





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by ikuohasegawa | 2008-12-29 06:24 | 製本&修理:関連 | Comments(0)

662) 市民図書室の本の修理

先週預かった市民図書室の破損本は修理を終えているので、土曜日お届けに出向いた。
27・28日が本年最後の市民図書室オープン日。運営委員の皆さん年の瀬までご苦労様です。

五体不満足・生きながら火に焼かれて・永遠の仔・ループ・模倣犯(上下)といずれも話題になった人気の本。
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ページの離脱、背割れ、背表紙剥離などの症状で、録り溜まっていたB級映画を見ながらできる程度の修理だった。
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by ikuohasegawa | 2008-12-28 05:51 | 製本&修理:関連 | Comments(0)

661) 12月の鰻は横須賀・千年屋

12月の鰻は、昔、バスで通過したことはあるが立ち寄った事のないない街の千年屋(チトセヤ)
横須賀中央から衣笠方面へ徒歩10分上町商店街。
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ここは近所のY本さんに教えてもらった。

私の「月一うなぎ」横浜近辺での不発を知って、この店を教えてくれたY本さん自身は鰻を食べないそうだ。嫌いだとか、何かの願掛けで『う』断ちしているのではない、確かコレステロール・・・・が理由だったように憶えている。

昼の営業時間は12時から2時まで。1時半過ぎに場所を確認するため近場から電話を入れたら、店主が2時から仕入れに出る、夕方は5時からと案内された。
そんなーん・・・・・。近所まで来ていると言ってやっと来店を許可された。すぐそこまで来ているのに帰る訳には行かない。
                        
                         写真クリックで大きくなります
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注文するや生け簀から鰻を取り出したことがうかがい知れる物音、コンコンと目打ちを打つ音も聞こえてくる。待つこと35分。2時を過ぎている。オヤジさんゴメンね。

大ぶりで厚みのある蒲焼。ほどよく歯ごたえを残した蒸し上がり。
いつもの「しっかり蒸し上げた柔らかさ」とは別の美味さだ。甘さを控えた醤油の深さのあるタレも良い。山椒も香り立つ。Chiの評価も高い。おまけに、ご飯の量はタップリだった。
そうそう、お値段は鰻重上・2850円でした。満足。

私が知っている頃の横須賀中央駅裏は崖だった。そこが開発されモアーズになっている。ずいぶん変わったねー。2Fのスターバックスのカプチーノで休憩し帰宅。

これにて、月一うなぎ・2008年度は無事終了。
また来年も、大盛りの草中心のメニューで日々を過ごし、月一の楽しみを続けることとする。
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by ikuohasegawa | 2008-12-27 08:14 | うなぎ | Comments(2)

660) アップルパイ

幾つかのブログをお気に入りに登録している。
とりわけ、ブログを始めるきっかけを作ってくれた まるえさん とそのお友達 r さんのブログは、ほとんど毎日チェックしている。
まだお若い女性を毎日チェックすると言うのはブログだから許される。ブログでなければストーカーになってしまう)
そして、「ほほーなるほど・そうか」と感心したり、時にはコメントを入れたりしている。此度はr さんの
冬の晩、パイの焼ける匂いが部屋に漂うのは、
なかなか幸せな感じです。

という、フレーズに感化され、パイの焼ける匂いが部屋に漂うのを追体験してみる事にした。

師匠はクックパド。幾つかのレシピの良いとこどり、冷凍生地利用クリームチーズ入りアップルパイ。Chiは助手。口出しは遠慮願う。手助けのみ、あくまで私の挑戦。
                      写真クリックでパイが大きくなります。
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確かにパイの焼ける匂いが部屋に漂うのは、昼間でも幸せな感じだ。
リンゴの香りに甘さと少しの酸味がまじり、バターやチーズの香りも漂う午後のひと時。本当に幸せを感じる。
この香りには、心に小さな棘の刺さった人をも幸せだと勘違いさせるくらいの力がありそうだ。

思いのほか簡単。
タイマーを信用していない訳ではないが、オーブンの前に座り込みほとんど付っきりで進捗状況を見守る。 「Chi、見て。膨らんできた」 「Chi、焼けてきた」 「Chi、焦げ目が付いてきた」 「Chi、・・・・・」 「Chi、ホラ、見てくれー」 「Chi、一緒に拍手!」  なんせ初めてのことですから。

網目は組んでないけど上出来。やっぱりクリームチーズ入りだな。
もっとリンゴが多いほうがよかった。
でも美味い。Chiに誉めてもらった。2・3回上手くできたら「特技=アップルパイ」と名乗ろう。
初めてでも冷凍パイ生地を使えば簡単だった。キッシュに挑戦もしてみたい。

忙しい年末なのに、ヒマな家族だこと。

えー、重曹での大掃除はもう終わっていますから。
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by ikuohasegawa | 2008-12-26 05:42 | 食べ物 | Comments(0)

659) 赤い手帳

1992年1月6日から19日まで会社を休んだというギックリ腰の記録が残っていた。
出社準備を終え、リビングの低いテーブルの上のピースとライターに手を差し伸べた瞬間から悲劇は始まった。そのまま動けず14日間寝込んだ。

その間Chiはと言えば、身動きできずに苦しんでいる夫を残して1月8日・宝塚劇場、山田五十鈴「女坂」。14日ルミネバーゲン、3万1千円のカーディガンと7千円のスカート。
観劇・ショッピングを楽しんでいる。 別に、今更文句は無いがこれもChiの赤い手帳に記録が残っている。
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1992年以来年末の恒例行事のように欠かさず頂き、Chiが愛用し続けたお気に入りの「Aの素社」の赤い手帳。女性に人気の手帳だ。
職を辞した今となっては入手できないと諦めていたが、今朝、玄関扉の郵便受けに「赤い手帳・2009年版」が投入されていた。
過日のゴルフコンペで「手当てはしましたが本日忘れました。送ります」と言ってくれたO野さんが昨夜投入してくれたことは間違いない。18冊目の「Aの素社」赤い手帳。
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近隣に来る用があることは察せらるるが、まさか持参してくれたとは。
まあ、マメだからついでに寄ってくれた。その上、礼を言われると分かっている顔合わせは避けたのだろう。結構、シャイな人だから。
それとも、深夜にずれ込んでしまったか。

持ってきてくれたのなら声を掛けてくれれば、とって置きのトアルコトラジャと手作りアップルパイで歓待したものを・・・・。

長い間ありがとう。
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by ikuohasegawa | 2008-12-25 09:15 | お気に入り | Comments(0)

658) クリスマスイブ

 メリークリスマス



そうそう、港の見える丘公園を散策した日、岩崎ミュージアムで開催中(25日まで)のイラストレーターズクリスマスカードショウ2008。季節ネタということで。
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帰り道、江戸千代紙の伊勢辰にも立ち寄ったが、ここの似合う季節はもう少し先の正月なので写真は小さめで・・・・。
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伊勢辰に薄日あたりて年暮るる  並木町
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by ikuohasegawa | 2008-12-24 06:10 | お気に入り | Comments(0)

657) 年末年始対策

近年、年末年始来に掛けて団地の客用駐車場が不足する。臨時駐車場を設定し利用者を明確にしておかないと混乱しトラブルになる。元旦早々、それを管理人・役員のところへ持ち込まれても困る。
管理組合の線引き作業の手伝いにあたる。臨時分は12月1日より受付開始しているが、今年は通常来客用8区画+臨時27区画を設定。後日33区画に増。
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かつてはこの団地に住まう人は親の元へ帰省し正月を祝う家族が多かった。
私も仕事を終え最終の新幹線に乗り、短い正月休みを私の郷里で過ごすのを恒例にしていた。母を亡くしてからは父の入院先へ御節を詰め合わせた重箱を持参した年もあった。Chiはずーと善くしてくれた。毎年、毎年。
思い出しては感謝している。

ところが今やこの団地は、正月を過ごすために子や孫が帰省して来る場所になった。その子や孫の為の臨時駐車場が必要なのである。ここがお祖父ちゃんお祖母ちゃんの住む団地。

団地内の保育園が閉園した。通園バスは減り見るのはデイサービスの送迎バスばかりと団地の高齢化を話題にしてきたが、こんなところでも高齢化を再実感。

暖かい日で作業は楽でした。
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by ikuohasegawa | 2008-12-23 06:54 | 地域・団地 | Comments(0)

656) 老人用の大文字豆本

『豆本』に挑戦した。
想をめぐらすうちに本文を用意せねばならぬことに気が付いた。普通のサイズなら白紙を製本しても備忘録として役に立つが、豆本サイズではメモもとれない。「本」という以上なにやらを印刷せねばならぬが折丁を作れるように両面印刷をするのは極めて難題で、長大なものは割付けの見当が皆目付かない。で、十七文字ですむ俳句を印刷する事にした。
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用紙を折って開いて番号をつけ、句を書いて。それを幾度も繰り返し印刷パターンをひねり出した。1の裏が①・2の裏が②・3の裏が③・・・・・・・となるように両面を印刷。両面の文字位置を合わせるのに、また一苦労。
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この用紙を横に五分割する。
二頁分がつながっている用紙を中央で折り、順に積み上げ糸で綴じる。見返しで表紙とつなぐ。極力、本式の製本工程を踏んだ。(のどの奥に綴じ穴が見える)
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「一頁に一文字なの?」っておっしゃる方、これは端から老人用豆本だから字が小さいと読めないでしょ。
写真は大きく見えるけど本物はかなり小さい出来上がり。
普通の家庭用ホチキスの針とご比較あれ。
ちなみに「奥の細道」のフォントサイズは4P。俳句は12P。





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by ikuohasegawa | 2008-12-22 04:16 | 製本&修理:スキル | Comments(0)

655) 小春日和

元町からランチは中華街。

元町に戻り、幾つかのクリスマスプレゼントを購う。

小春日和のなか港の見える丘公園を散策。

次の予定も帰宅時間も気にすることは全てなし。

Chiとふたり、緩々した時間がながれる。


                       写真クリックで大きくなります
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※追記:あまりの暖かさ穏やかさに、つい『小春日和』を使ったが、小春日和は初冬でした。
この季節だと 『暖冬』『冬ぬくし』くらいしかないが、これだと気温の暖かさしか伝わってこない。やっぱり 日和の のどかな語感が良い。

冬の日和に誘われて港の見える丘公園を散策。  とするか。
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by ikuohasegawa | 2008-12-21 07:21 | 散歩・お出かけ | Comments(0)

654) 私は嫌だ

いつもコメントをくれる皆さんからこの所コメントがない。アルチュ氏は痛風が悪化したかと気をもんでいた。昨日会ったら快方に向っていると言う。

そう言えば、自治会と本の修理ネタが続いた。これでは絡みづらいわなー。
私、本人がコメントしてもせいぜい『ご苦労さん』くらいのものだ。少し反省。


忘年会を終え石川町駅で根岸線大船行きを待つ。
電車が停止しかけた今、前を通り過ぎた出入り口が空いている。そこへ移動し乗車する事に決めた。
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扉が開くと見えなかった床にドテラにくるまった男が横たわっている。右手にはライターを握っている。ドテラは新しい。酔っ払い?どうした、事故か。
踏まぬよう注意して乗り込んだ電車が動き出す。何事ならんと思うが乗客は全員素知らぬ素振り。
間もなくそこが空いている理由が漂ってきた。私とて、忘年会帰りの身で充分酒臭い酔客であるがこの車両では負ける。
件の男はHL氏であって、あの異臭を放っている。それは、出くわしたことがある人しか理解できない。

もう、どうかしたかと聞く気は雲散霧消。極力呼吸回数を抑えて隣の出入り口まで移動するが一旦嗅いでしまった異臭は、どうも追いかけてくるようで払拭できぬ。
次駅根岸で下車。ホームで深呼吸をして別の車両に乗りなおす。
新杉田に着いて鼻をかんでスッキリさせる。

楽しかった忘年会の事や友人の事など思い出す暇もない。

私は匂いにも臭いにも敏感である。宴席からの帰宅後はタバコの臭い消しに毎度ファブリーズの世話になるが、今日は併せてこの臭いも気にかかる。着衣にスプレー。

それにしても、平気で乗り合わせている御仁の臭覚は壊れているのか、我慢強いのか。どうしても座りたい事情があるのか。不思議でならない。加えて、源であるHL氏本人の臭覚はどうなっているんだ。

ついでに、あまり換気の良くない公衆トイレでアクビをする男も分からん。そこの空気をそんなに吸うほど緊急の酸素不足か。
もう一つ、用便後の手洗のついでに鏡を見ながら濡れた手の水分を利用し整髪をする男は、私の観察によるとかなりいる。そんな水でいいのか。
酸素不足を補給する・乱れた髪を整えるという最低目標は達せられると思うが、私は嫌だ。

ああそうだ、忘年会は美味しかったし楽しかった。
来年もよろしく。
もう、こんな季節になっている。
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by ikuohasegawa | 2008-12-20 05:24 | 繰り言 (くりごと) | Comments(1)