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4-279) 秋晴れの神田ウオーキング

昨30日。
台風22号は明け方までに関東を通過し横浜は快晴でした。
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こんなに良い天気になったので出かけました。
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神田も快晴。
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K分氏より古本まつり開催の情報を得、スケジュールの空いている昨日に行きました。
Chiも「買った絵本を運んであげる」と、ディバックを背負っての同行。
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神田古本まつりは一昨日まで雨に見舞われたので、みんなこの日を待っていたのだろう。
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「修理体裁に仕立てる洋書絵本」をターゲットに定めていたので、他の店、本には目もくれず・・・目をつむり、事前に調べた洋書絵本を扱う3店を順にめぐった。

北澤書店の古書絵本青空市はこんな感じ。
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全部洋書なのですが良すぎます。特価なのでしょうが高いです。

やっぱり、ヤフーオークション・送料込み10冊2000円はお得だったのだ。ということを確認して早々に帰宅。
Chiのディバックはカラのままで、世話にならずに済んでしまいました。
チョッと残念ですが、久しぶりに神田の雰囲気を味わった「秋の神田ウオーキング」ということで、二人とも気持ちよく帰りました。









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by ikuohasegawa | 2017-10-31 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-278)古い絵本を修理体裁に仕立て直す

本の修理技法書『美篶堂とはじめる本の修理と仕立て直し』がセンスが良いのはデザインの力もあるが、修理の作例の本が『Animals』など洋書の古絵本であることも大きいと思う。

倣って洋書絵本10冊を落札したことは報告したが、洋物カブレという訳ではない。
ちゃんと日本の古絵本も所有しております。
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もう一冊「ちいさなお家」もあったのですが見当たりません。
全部、岩波の絵本。
「アルプスのきょうだい」は定価200円。「みんなの世界」「やまのたけちゃん」「やまのこどもたち」は180円。

昭和40年代の日付と東京堂、弘栄堂、大盛堂の購入書店名を巻末に記しておりました。
子供の頃に繰り返し読んだ絵本を成人してから購入したのです。

その懐かしさと嵩張らない薄さが幸いし、数年前の蔵書処分の嵐をくぐり抜け我が家の書棚に居りました。
指折り数えてみると50年前の絵本なので風格?を感じます。
版を重ねている本もあるようです。

これも、表紙角は角革装のように修理し背を布装にして、ドイツ装※のように元の表紙を継げば雰囲気を残して修理できます。
※ドイツ装は表紙とウラ表紙を厚紙で作り、別に作った背に貼って一体化するという製本なので、元の絵本の表紙を使うこともできる。
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といっても壊れてはいませんので、修理体裁の絵本に仕立て直すだけです。








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by ikuohasegawa | 2017-10-30 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-277) 洋書絵本は修理も感じが良い

修理の技法書『美篶堂とはじめる本の修理と仕立て直し』
これまでの美篶堂著の本と同じく装幀やデザインにセンスの良さを感じる。版元は河出書房新社だ。

例えば、修理の作例に使う本は洋書の絵本『Animals』
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このページを開くと、洋書の絵本を修理する自分をイメージしチョッといい気分になる。
英文の意味はともかく文字(英語)をデザインとして受け取り、洋書絵本をセンスが良い、それを修理する自分も感じが良いと思うのでしょう。

実際の日本人向け商品のデザインに使っている文字がほとんどアルファベットなのも同じ理由なのでしょう。

洋書の絵本を修理することなどほとんどないと思うけれど、洋書の絵本を作例にすると本の修理が一層ステキに思えます。
講師を勤める修理講座で
「それではこの絵本を修理しましょう。修理が出来たら持ち帰っていいですよ」と
洋書の絵本が渡せたら、受講生はどんなにか盛り上がるだろう。無料の講座では無理だけれど。

洋書絵本を集めたい。
有料の修理講座を開催する予定は有りませんが、一人で盛り上がってしまいました。

ヤフーオークションで落札しました。英語の絵本10冊です。
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盛り上がって勢い込んだのは私一人だったようで、1000円の出品で1100円での落札でした。

『Animals』ほどクラシカルなデザインでなく、割と最近の絵本なのが少し残念です。
別途840円の送料と振込手数料が100円かかりましたから。一冊約200円。

これを美篶堂の作例のように、表紙は元の表紙を活かすドイツ装に仕上げて、角に布をあてて修理を際立たせる。
それでどうするということはない。
ただ洋書絵本を修理してチョッといい気分になるだけです。
それ以外の用途も浮かんでいますが今は内緒にしておきます。

それにしても、デザイナーさんたちはクラシカルなデザインの壊れた洋書の絵本を、どこから集めるのだろう。
普通に考えると古書店ということになるが、修理の作例にするのだから欠落さえなければボロで壊れている本が望ましいのだけれど、それは、いわゆる古書店のポリシーに反する。
古書として流通する本は基本的にそれなりの質を維持していなくてはいけない。
今回、ヤフーオークションで入手した絵本も、『使用感はあるが美品』と強調していた。

神保町の古書街でも、一締め〇〇円の『ボロ洋書絵本』を積んだワゴンに行き当たるような幸運は無いだろうなあ。

それと、ヤフーオークションに出品されている洋書絵本は『幼児英語教育のテキスト』が多い。
あれは絵があるテキストであって絵本ではないような気がして敬遠しました。



More覚え・神保町の絵本古書店
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by ikuohasegawa | 2017-10-29 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-276) 表紙の角を修復する方法

美篶堂、この春の新刊『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』を入手しました。
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河出書房新社 定価1,944円(本体1,800円)

美篶堂の本はいつもながら学ぶことが多く有難い。

この本はタイトルに『美篶堂とはじめる』とあるが、いわゆる初心者向けではありません。
現に、美篶堂のテキストで手作り製本をしている人が、本の修理と仕立て直しに挑むための入門書であることを念押ししておきます。
全くの初心者がこの本を見て修理を始めるのは、なかなか難しいと思います。

念押しはもう一つあります。
この『美篶堂とはじめる・・・』が修理の対象とするのは、思い出のつまった個人愛蔵の本です。
図書館小学校の修理には過ぎたる技法だと思います。

新しい本文のかがり方を見つけました。
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『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』より


これも上島親方直伝の技法だと思うと、読むだけでわくわくします。
見た感じでは簡単なように思えます。
試してみようと思います。


僭越ながら、私のお勧めしている方法が良いように感じる箇所があります。
それは表紙の角の修理です。

美篶堂の修理はでこのように仕上がります。
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『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』より

もう一つ。
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表紙裏に折り込む布テープの始末に工夫を凝らし、傷んだ個人愛蔵本は復活しています。
ただし、表紙裏に折り返した布テープの糊代が小さいので、図書館小学校図書の修理には強度不足だと思います。
難癖をつけるつもりはありませんが、こんなに幅広(指と比較すると10㎜くらいありそう)の『チリ』がある本は珍しいと思います。

私がお勧めする角の修理はこう仕上げます。
『チリ』は5㎜くらいですね。
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見返しの角をめくり起こし、表に貼った布テープを裏側に折って貼ります。
次いで、見返しを戻して貼り布テープを押さえることにより、不特定多数読者の繰返しの読書に耐える堅牢さが生まれます。
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とりあえず、図書館小学校図書の修理はこれですね。








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by ikuohasegawa | 2017-10-28 04:15 | 製本&修理:スキル | Comments(4)

4-275) 保土ヶ谷図書館修理講座の2

季節外れの台風21号の通過後は、絵に描いたような台風一過の快晴。
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曇りや雨の寒い日をはさんで、昨日は汗ばむような秋晴れ。
土日にはまた雨が降ると報じております。なかなか安定しませんねえ。


さて、昨26日は保土ヶ谷図書館本の修理講座二回目でした。

午後からの磯子図書館本の修理のとりまとめを出席の方にお願いし、午前中の手作り製本の会例会を早めに抜けて保土ヶ谷に向かいました。廃棄本を修理に向くよう加工しなくてはいけません。

修理講座二回目は、まず前回修理の成果を確認します。
見返しノド元のゆるみはしっかりと接着できていて、皆さん、自分の修理の完成度の高さに満足。私も満足。

背の天や表紙角の修理、シオリひもの取り換えを実習して、いよいよこの日のメイン修理。
見返しをカットして本文を表紙から外しました。

ノド割れ修理済みと仮定して背に寒冷紗とクータ付けます。
※時間の都合で『のこぎりタコ糸補修』は、私の実演を見学してもらいました。

表紙に本文を戻しています。
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修理実習のためとはいえ、いくら廃棄本とはいえ、本にカッターナイフを入れるときは、「アーー」なんて声が聞こえていました。そのを本を自らの手で復元できて一安心の受講生でした。

次回、11月2日はノド割れ本を平綴じします。

火曜日 磯子・修理講座
水曜日 小学校本の修理
木曜日 保土ヶ谷・修理講座 という週は、歩かず立っていることが多いので、いささか腰が鈍いです。





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by ikuohasegawa | 2017-10-27 04:48 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-274) 並四小本の修理

破れたページを修理しました。

153ページが大きく破れています。

破れたページが枚数が少なく本文が湾曲する側にあると、破れ目を一致させることが難しくなるし作業性も悪くなります。
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もう1ページをめくり、平らな上に破れたページが来るようにします。
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右のクリップは本文を開いておくために挟みました。

左のクリップは破れ目を合わせて固定しています。
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ページヘルパー(補修テープ)で破れを貼ります。


プロジェクターで投影し読み聞かせをするには出版社の許可がいるそうです。
『おかえし』の許可がおりました。
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福音館書店からFAXが届いたそうです。

教室で普通に読み聞かせをしているときは申請していないが、今回は、体育館での特別企画・プロジェクター投影読み聞かせですからね。








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by ikuohasegawa | 2017-10-26 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-273) 本の修理講座 IN 磯子図書館 (2)

昨日は、磯子図書館の本の修理講座初級の2回目でした。

前回それぞれが修理した本を確認。
一週間置いたのでボンドも完全に乾燥し、修理箇所が分からないくらいに直っている本を見て、受講生の皆さん、大喜びでした。

今回は、まず見返しのノドの破れを修理しました。
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布テープは剥離紙の中央ラインにスリットが入れてあるので、片方を剥がし定規を利用して押し付けることができます。
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これに限らず剥離紙の付いているテープ類を貼るときは、まず剥離紙の一部を剥がし貼る個所に貼り位置を定めます。その後、テープを押しながら順に剥離紙を剥がしていくのが良いようです。

間違っても剥離紙を全てはがしてはいけません。扱いが極端に難しくなります。

そのあと、シオリ紐の交換、背の天地・表紙角の補修を実習しました。


中級講座の応募者が8名しかいないことを聞いていたので、終了後、勧誘。
「中級ではパックリ割れした本の平綴じをします。
これができるとかいけつゾロリなどの修理ができます。
中級の追加参加を受け付けています」

3名の追加応募を受けました。

修理講座5年目とは言え、応募8名は余りに少ない。
事前の募集広報を工夫する必要あり。









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by ikuohasegawa | 2017-10-25 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-272) 買えない「本当の定規」のその後

しつこく「本当の定規」の話題です。

もう買えないと嘆きましたが、諦めきれずに検索していてコクヨのTwitterに嬉しい記事を見つけました。
発信は2017年10月17日ですから最新ニュースです。
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喜んで下さい。
と言っても私一人かもしれないが、11月上旬に再入荷予定です。


コメントに答えての追記:
インクエッジ定規は『ライオン直線定規』としか表示していないようです。
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楽天市場より

ただし、全てのライオン直線定規=インクエッジ定規かどうかは確認できませんでした。








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by ikuohasegawa | 2017-10-24 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(3)

4-271)雨天決行 ふれあいフェスタ

「いそプラまつり」にてワークショップ開催。

まつりを主催する横浜市磯子地域ケアプラザには毎月の例会会場を無料で借りていることもあり、毎年恒例で参加する行事です。

今年は前日から雨で、毎年前庭で開催する餅つき、フリーマーケット、模擬店(フランクフルト コーヒー とん汁 おでん チヂミ ホットック やきそば スーパーボールすくい)は、この雨でどうなるのだろうと、前日からヤキモキしておりました。
私どものワークショップは屋内開催ですから、参加者が少なくなるだけのことですが。

会場に着くと案じたとおり、餅つき以外は全て屋内実施に計画変更になり、準備が始まると、おでんは煮えるは、フランクフルトは焼けるは、焼きそばのソースは焦げるは、トン汁、コヒーと、一挙に香る大騒動。
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開場前ですから写っているのは全員担当者です。


フリーマーケットはホールの端で準備完了。
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手作り製本の会のワークショップの区画は人気があるので好位置を割り当ててもらいました。

準備の豆本ストラップキットは35人分。S口さんありがとうございました。
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こんな豆本ストラップが出来上がります。
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製本の会会員5名のサポートで作っていきます。
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ハイ!できました。三年生、至極ご満悦。
よかったよかった。
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天候を考慮し予定より1時間早めて14時終了。
食べ物部隊は売りさばくため値引きに大わらわでしたが、豆本ストラップは13時にて予定数終了。

屋外の餅つき部隊も最後にテントを片付けて終了。
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皆さん、お疲れさまでした。

そうそう、別会場には製本作品の展示もしました。
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by ikuohasegawa | 2017-10-23 04:15 | 繰り言 (くりごと) | Comments(8)

4-270) 保土ヶ谷図書館修理講座の1

保土ヶ谷図書館の修理講座の日は雨が降って寒い日だったという話を、依頼されて出かけた私が書くと恩着せがましいと気になる。

しかし、私がお願いをして、磯子から保土ヶ谷まで出向きサポーターを務めていただいたS口さん、S原さん、H坂さん、O橋さん、K玉さん方に謝意を表明するためには、寒い雨降りに触れないわけにはいかない。

お寒い日の雨の中、ほんとうにありがとうございました。

雨の中といえば、昨土曜日、雨にも関わらず多くの人が列を作って期日前投票をしていました。
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この列に並んで投票しました。
思い上がった一強体制にはお灸をすえました。


保土ヶ谷の修理ボランティア講座・第1回目は10月19日でした。
受講生は応募者68名の中から厳選?抽選の16名。
まだまだ、企画2年目ですから応募者は多いようです。
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そうそう、保土ヶ谷図書館で修理に参加している3名のボランティアさんもサポーターとして参加してくれました。

保土ヶ谷の修理ボランティアの方も加わっての修理講座にしたいという私の思いから、事前の打ち合わせで強くお願いして実現しました。
「修理講座は磯子から来てやっている」「保土ヶ谷図書館のボランティアとは関係なし」ではいけません。

ただし、今回参加してくれた保土ヶ谷のサポーターは3名とも昨年の受講生で、元々派がサポーターに出てくれなかったことが気になります。
杞憂であれば良いのですが、元々派、講座派が出来ては困ります。

実は、昨年の講座の後、私は補講のつもりで保土ヶ谷図書館の修理日に出向きましたが、3回で止めました。

保土ヶ谷の修理ボランティアは昨年の講座以前から修理していた方(元々派)がいるところへ、修理講座受講を期にボランティア活動を始めた方(講座派)が加わっている。そこへ、講師づらした見知らぬ人間が出入りしてアレコレ言うのは良くない。
講座で見知った方には親しくアドバイスできる。差別するつもりはなくても現場で初めて会った方とは、ぎこちない。
元々派と講座派の色分けを濃くしてはいけないと思ったからです。

技法、手法が唯一無二ではない本の修理ボランティアですから、いろいろなやり方があるのは当然です。それなのに「元々派」「講座派」が出来ては困るのです。


さて、修理講座ですが
見返しのゆるんだノド際に竹串でボンドを入れて接着する実習をしています。
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このゆるみを接着しておくと、この本は、また数年間、役目を果たしてくれます。

第2回目は、10月26日になります。
宜しくお願いいたします。








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by ikuohasegawa | 2017-10-22 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(8)