4-277) 洋書絵本は修理も感じが良い

修理の技法書『美篶堂とはじめる本の修理と仕立て直し』
これまでの美篶堂著の本と同じく装幀やデザインにセンスの良さを感じる。版元は河出書房新社だ。

例えば、修理の作例に使う本は洋書の絵本『Animals』
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このページを開くと、洋書の絵本を修理する自分をイメージしチョッといい気分になる。
英文の意味はともかく文字(英語)をデザインとして受け取り、洋書絵本をセンスが良い、それを修理する自分も感じが良いと思うのでしょう。

実際の日本人向け商品のデザインに使っている文字がほとんどアルファベットなのも同じ理由なのでしょう。

洋書の絵本を修理することなどほとんどないと思うけれど、洋書の絵本を作例にすると本の修理が一層ステキに思えます。
講師を勤める修理講座で
「それではこの絵本を修理しましょう。修理が出来たら持ち帰っていいですよ」と
洋書の絵本が渡せたら、受講生はどんなにか盛り上がるだろう。無料の講座では無理だけれど。

洋書絵本を集めたい。
有料の修理講座を開催する予定は有りませんが、一人で盛り上がってしまいました。

ヤフーオークションで落札しました。英語の絵本10冊です。
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盛り上がって勢い込んだのは私一人だったようで、1000円の出品で1100円での落札でした。

『Animals』ほどクラシカルなデザインでなく、割と最近の絵本なのが少し残念です。
別途840円の送料と振込手数料が100円かかりましたから。一冊約200円。

これを美篶堂の作例のように、表紙は元の表紙を活かすドイツ装に仕上げて、角に布をあてて修理を際立たせる。
それでどうするということはない。
ただ洋書絵本を修理してチョッといい気分になるだけです。
それ以外の用途も浮かんでいますが今は内緒にしておきます。

それにしても、デザイナーさんたちはクラシカルなデザインの壊れた洋書の絵本を、どこから集めるのだろう。
普通に考えると古書店ということになるが、修理の作例にするのだから欠落さえなければボロで壊れている本が望ましいのだけれど、それは、いわゆる古書店のポリシーに反する。
古書として流通する本は基本的にそれなりの質を維持していなくてはいけない。
今回、ヤフーオークションで入手した絵本も、『使用感はあるが美品』と強調していた。

神保町の古書街でも、一締め〇〇円の『ボロ洋書絵本』を積んだワゴンに行き当たるような幸運は無いだろうなあ。

それと、ヤフーオークションに出品されている洋書絵本は『幼児英語教育のテキスト』が多い。
あれは絵があるテキストであって絵本ではないような気がして敬遠しました。



More覚え・神保町の絵本古書店
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# by ikuohasegawa | 2017-10-29 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-276) 表紙の角を修復する方法

美篶堂、この春の新刊『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』を入手しました。
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河出書房新社 定価1,944円(本体1,800円)

美篶堂の本はいつもながら学ぶことが多く有難い。

この本はタイトルに『美篶堂とはじめる』とあるが、いわゆる初心者向けではありません。
現に、美篶堂のテキストで手作り製本をしている人が、本の修理と仕立て直しに挑むための入門書であることを念押ししておきます。
全くの初心者がこの本を見て修理を始めるのは、なかなか難しいと思います。

念押しはもう一つあります。
この『美篶堂とはじめる・・・』が修理の対象とするのは、思い出のつまった個人愛蔵の本です。
図書館小学校の修理には過ぎたる技法だと思います。

新しい本文のかがり方を見つけました。
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『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』より


これも上島親方直伝の技法だと思うと、読むだけでわくわくします。
見た感じでは簡単なように思えます。
試してみようと思います。


僭越ながら、私のお勧めしている方法が良いように感じる箇所があります。
それは表紙の角の修理です。

美篶堂の修理はでこのように仕上がります。
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『美篶堂とはじめる 本の修理と仕立て直し』より

もう一つ。
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表紙裏に折り込む布テープの始末に工夫を凝らし、傷んだ個人愛蔵本は復活しています。
ただし、表紙裏に折り返した布テープの糊代が小さいので、図書館小学校図書の修理には強度不足だと思います。
難癖をつけるつもりはありませんが、こんなに幅広(指と比較すると10㎜くらいありそう)の『チリ』がある本は珍しいと思います。

私がお勧めする角の修理はこう仕上げます。
『チリ』は5㎜くらいですね。
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見返しの角をめくり起こし、表に貼った布テープを裏側に折って貼ります。
次いで、見返しを戻して貼り布テープを押さえることにより、不特定多数読者の繰返しの読書に耐える堅牢さが生まれます。
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とりあえず、図書館小学校図書の修理はこれですね。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-28 04:15 | 製本&修理:スキル | Comments(4)

4-275) 保土ヶ谷図書館修理講座の2

季節外れの台風21号の通過後は、絵に描いたような台風一過の快晴。
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曇りや雨の寒い日をはさんで、昨日は汗ばむような秋晴れ。
土日にはまた雨が降ると報じております。なかなか安定しませんねえ。


さて、昨26日は保土ヶ谷図書館本の修理講座二回目でした。

午後からの磯子図書館本の修理のとりまとめを出席の方にお願いし、午前中の手作り製本の会例会を早めに抜けて保土ヶ谷に向かいました。廃棄本を修理に向くよう加工しなくてはいけません。

修理講座二回目は、まず前回修理の成果を確認します。
見返しノド元のゆるみはしっかりと接着できていて、皆さん、自分の修理の完成度の高さに満足。私も満足。

背の天や表紙角の修理、シオリひもの取り換えを実習して、いよいよこの日のメイン修理。
見返しをカットして本文を表紙から外しました。

ノド割れ修理済みと仮定して背に寒冷紗とクータ付けます。
※時間の都合で『のこぎりタコ糸補修』は、私の実演を見学してもらいました。

表紙に本文を戻しています。
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修理実習のためとはいえ、いくら廃棄本とはいえ、本にカッターナイフを入れるときは、「アーー」なんて声が聞こえていました。そのを本を自らの手で復元できて一安心の受講生でした。

次回、11月2日はノド割れ本を平綴じします。

火曜日 磯子・修理講座
水曜日 小学校本の修理
木曜日 保土ヶ谷・修理講座 という週は、歩かず立っていることが多いので、いささか腰が鈍いです。





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# by ikuohasegawa | 2017-10-27 04:48 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-274) 並四小本の修理

破れたページを修理しました。

153ページが大きく破れています。

破れたページが枚数が少なく本文が湾曲する側にあると、破れ目を一致させることが難しくなるし作業性も悪くなります。
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もう1ページをめくり、平らな上に破れたページが来るようにします。
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右のクリップは本文を開いておくために挟みました。

左のクリップは破れ目を合わせて固定しています。
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ページヘルパー(補修テープ)で破れを貼ります。


プロジェクターで投影し読み聞かせをするには出版社の許可がいるそうです。
『おかえし』の許可がおりました。
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福音館書店からFAXが届いたそうです。

教室で普通に読み聞かせをしているときは申請していないが、今回は、体育館での特別企画・プロジェクター投影読み聞かせですからね。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-26 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(2)

4-273) 本の修理講座 IN 磯子図書館 (2)

昨日は、磯子図書館の本の修理講座初級の2回目でした。

前回それぞれが修理した本を確認。
一週間置いたのでボンドも完全に乾燥し、修理箇所が分からないくらいに直っている本を見て、受講生の皆さん、大喜びでした。

今回は、まず見返しのノドの破れを修理しました。
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布テープは剥離紙の中央ラインにスリットが入れてあるので、片方を剥がし定規を利用して押し付けることができます。
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これに限らず剥離紙の付いているテープ類を貼るときは、まず剥離紙の一部を剥がし貼る個所に貼り位置を定めます。その後、テープを押しながら順に剥離紙を剥がしていくのが良いようです。

間違っても剥離紙を全てはがしてはいけません。扱いが極端に難しくなります。

そのあと、シオリ紐の交換、背の天地・表紙角の補修を実習しました。


中級講座の応募者が8名しかいないことを聞いていたので、終了後、勧誘。
「中級ではパックリ割れした本の平綴じをします。
これができるとかいけつゾロリなどの修理ができます。
中級の追加参加を受け付けています」

3名の追加応募を受けました。

修理講座5年目とは言え、応募8名は余りに少ない。
事前の募集広報を工夫する必要あり。









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# by ikuohasegawa | 2017-10-25 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-272) 買えない「本当の定規」のその後

しつこく「本当の定規」の話題です。

もう買えないと嘆きましたが、諦めきれずに検索していてコクヨのTwitterに嬉しい記事を見つけました。
発信は2017年10月17日ですから最新ニュースです。
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喜んで下さい。
と言っても私一人かもしれないが、11月上旬に再入荷予定です。


コメントに答えての追記:
インクエッジ定規は『ライオン直線定規』としか表示していないようです。
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楽天市場より

ただし、全てのライオン直線定規=インクエッジ定規かどうかは確認できませんでした。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-24 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(3)

4-271)雨天決行 ふれあいフェスタ

「いそプラまつり」にてワークショップ開催。

まつりを主催する横浜市磯子地域ケアプラザには毎月の例会会場を無料で借りていることもあり、毎年恒例で参加する行事です。

今年は前日から雨で、毎年前庭で開催する餅つき、フリーマーケット、模擬店(フランクフルト コーヒー とん汁 おでん チヂミ ホットック やきそば スーパーボールすくい)は、この雨でどうなるのだろうと、前日からヤキモキしておりました。
私どものワークショップは屋内開催ですから、参加者が少なくなるだけのことですが。

会場に着くと案じたとおり、餅つき以外は全て屋内実施に計画変更になり、準備が始まると、おでんは煮えるは、フランクフルトは焼けるは、焼きそばのソースは焦げるは、トン汁、コヒーと、一挙に香る大騒動。
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開場前ですから写っているのは全員担当者です。


フリーマーケットはホールの端で準備完了。
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手作り製本の会のワークショップの区画は人気があるので好位置を割り当ててもらいました。

準備の豆本ストラップキットは35人分。S口さんありがとうございました。
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こんな豆本ストラップが出来上がります。
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製本の会会員5名のサポートで作っていきます。
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ハイ!できました。三年生、至極ご満悦。
よかったよかった。
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天候を考慮し予定より1時間早めて14時終了。
食べ物部隊は売りさばくため値引きに大わらわでしたが、豆本ストラップは13時にて予定数終了。

屋外の餅つき部隊も最後にテントを片付けて終了。
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皆さん、お疲れさまでした。

そうそう、別会場には製本作品の展示もしました。
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# by ikuohasegawa | 2017-10-23 04:15 | 繰り言 (くりごと) | Comments(8)

4-270) 保土ヶ谷図書館修理講座の1

保土ヶ谷図書館の修理講座の日は雨が降って寒い日だったという話を、依頼されて出かけた私が書くと恩着せがましいと気になる。

しかし、私がお願いをして、磯子から保土ヶ谷まで出向きサポーターを務めていただいたS口さん、S原さん、H坂さん、O橋さん、K玉さん方に謝意を表明するためには、寒い雨降りに触れないわけにはいかない。

お寒い日の雨の中、ほんとうにありがとうございました。

雨の中といえば、昨土曜日、雨にも関わらず多くの人が列を作って期日前投票をしていました。
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この列に並んで投票しました。
思い上がった一強体制にはお灸をすえました。


保土ヶ谷の修理ボランティア講座・第1回目は10月19日でした。
受講生は応募者68名の中から厳選?抽選の16名。
まだまだ、企画2年目ですから応募者は多いようです。
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そうそう、保土ヶ谷図書館で修理に参加している3名のボランティアさんもサポーターとして参加してくれました。

保土ヶ谷の修理ボランティアの方も加わっての修理講座にしたいという私の思いから、事前の打ち合わせで強くお願いして実現しました。
「修理講座は磯子から来てやっている」「保土ヶ谷図書館のボランティアとは関係なし」ではいけません。

ただし、今回参加してくれた保土ヶ谷のサポーターは3名とも昨年の受講生で、元々派がサポーターに出てくれなかったことが気になります。
杞憂であれば良いのですが、元々派、講座派が出来ては困ります。

実は、昨年の講座の後、私は補講のつもりで保土ヶ谷図書館の修理日に出向きましたが、3回で止めました。

保土ヶ谷の修理ボランティアは昨年の講座以前から修理していた方(元々派)がいるところへ、修理講座受講を期にボランティア活動を始めた方(講座派)が加わっている。そこへ、講師づらした見知らぬ人間が出入りしてアレコレ言うのは良くない。
講座で見知った方には親しくアドバイスできる。差別するつもりはなくても現場で初めて会った方とは、ぎこちない。
元々派と講座派の色分けを濃くしてはいけないと思ったからです。

技法、手法が唯一無二ではない本の修理ボランティアですから、いろいろなやり方があるのは当然です。それなのに「元々派」「講座派」が出来ては困るのです。


さて、修理講座ですが
見返しのゆるんだノド際に竹串でボンドを入れて接着する実習をしています。
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このゆるみを接着しておくと、この本は、また数年間、役目を果たしてくれます。

第2回目は、10月26日になります。
宜しくお願いいたします。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-22 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(8)

4-269) 定規シリーズ その後

新潟精機のキャッチアップスケール快段目盛(30cm)を購入して、まず驚いたのは精度。

目盛の精度はJIS1級が保証しているから、私が言うのはあくまでも見た目や手触りなどの仕上がりの精度である。
とはいうものの、これまで定規の仕上がりを詳しく比較したことは無いのだけれど、あまりのスベスベ感に指が驚き、所有する新品の鉄製定規と比べてしまいました。


機能に惚れた者の依怙贔屓でない証拠に写真を撮ってみました。

写っていますねえ。
どちらも新品ですよ。
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裁ち落としたエッジの直線具合や、表面の滑らかな仕上がりが素晴らしい。
さすが新潟精機と名乗るだけある。
販売価格にも差はあるが、鉄とステンレスという材料の差や仕上がりの差は一目瞭然です。
鉄製定規のメーカーはさんざん世話になっているので秘す。


続いて残念なお知らせです。
コクヨの「本当の定規」は、買えなくなってしまいました。
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つい先日まで
「★次回入荷は10月上旬予定です。申し訳ございませんが現在取寄せ依頼はできません。ご了承くださいませ★」
と有ったコクヨショーケース の告知が、いつの間にか消されました。

私は買う日を待ち望み、10月上旬になった、まだか、いつだ、とチェックしていました。
それなのに嗚呼、生産中止!

残念でなりません。

再生産しなくても、コクヨのどこかに一本ぐらい残っているはずだ。
電話かけようかなあ。
「僕は、あのアベ君のお友だちなんだけど『本当の定規』は一本ぐらい残っているだろう。
アベ君は後輩なんだ。融通を利かせなさい。
くれとは言わない。1080円払うから。それから有隣堂に知り合いもいる。」

嘘は言っていません。
有隣堂に知り合いはいる。
お会いしたことはないけれどH坂さんのお嬢さん。それに後輩N君の妹も務めていた。
お友だちの、あのアベ君は、私より歳下だから後輩だ。並木二丁目に住んでいる。

コクヨの「本当の定規」本当に残念だ。






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# by ikuohasegawa | 2017-10-21 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(2)

4-268) 並四小 給食&図書室のコラボ企画

昨日はKS会の年次総会で、一泊二日のゴルフコンペ初日でしたが、修理講座と重なって残念ながら欠席しました。
ところが、この寒さの上、終日の雨になり残念な気が薄れ、ゴルフ仲間の身を案ずる余裕が出てきております。
低温下の雨の中のゴルフの辛さは十分承知していますので、せめて今日だけでも雨が上がることを希望します。

さて、急いでUPしておかねばならぬ話題が一つあります。
10月28日、並木第四小学校の給食に肉だんごのスープが登場します。

少しでも本に親しみを覚えてもらいたい。読書を好きになって欲しいという司書さんの思いが、管理栄養士さんの協力を得て実った給食です。
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ずいぶん前から、司書さんが料理の登場する物語を片っ端から選び出してメニューを抜き出していました。
その中から、管理栄養士さんが栄養のバランスと調理の手間など大人の事情を考慮して、この、おだんごスープ給食になりました。
おだんごスープの物語は
おばあさんが亡くなって、おじいさんはひとりぼっちの毎日を送っています。
ある日、おじいさんはおばあさんが作ってくれていた、おいしいおだんごスープが飲みたくなり作ってみました。
やって来たねずみと飲みますが、おばあさんがつくったおいしいおだんごスープの味がしません。

翌日、また材料をそろえて、おばあさんが歌っていた「おだんごスープ」作りの歌を歌いながらスープを作ります。
今度は、ねずみと猫がスープを飲みにやって来ました。

おじいさんは、ねずみと猫にスープをわけてやり、自分は残りのスープを飲みます。
それでもまだ、おばあさんがつくったおいしいおだんごスープの味がしません。

さらに次の日・・・こうして物語は進んでいきます。
さて、最後はおいしいおだんごスープが出来上がったのでしょうか。
おいしいおだんごスープを作るのに必要なのは、材料だけではありませんでした。おじいさんは、物語のおしまいにそれを見つけることができます。
給食企画を盛り上げるために、パタぱたママのお母さんたちも各クラスで順に「おだんごスープ」を読み聞かせてきました。
この企画をきっかけに「おだんごスープ」を読みたい子が増えて、図書館に来てくれることを期待しています。


この日の修理では、ノド割れした5冊をまとめて平綴じしました。
この「おりがみ全書」も接着剤が劣化してノドが割れ、バラバラになっています。
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幸い欠落したページは無いので、キチンと重ねてドリルで穴をあけ平綴じしました。
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この後、背を補修して表紙に接着。さらに、のど元に寒冷紗のテープを貼って本文と表紙の繋ぎを補強しました。
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# by ikuohasegawa | 2017-10-20 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(7)

4-267) 本の修理講座 IN 磯子図書館

「こんなに寒く足元の悪い中、ご参加いただき有難うございます」
開口一番、こう言ってしまうほどの天気だった。

火曜日は、磯子図書館・学校図書館本の修理講座第一回目でした。
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7年目を迎えた今年の受講生は小学校で修理ボランティアをしている方が2名と、これから修理に関わりたい方9名。

本の修理〝いそご〟からは私を含め6名がサポートに出ている。
最大20名くらいは対応できる体制なので、手取り足取り、痒いところに手が届く、痒くなる前に掻いてあげるくらいのサポートである。
キッチリ覚えてもらうことができたことでしょう。

サポーターの皆さんご協力ありがとうございました。


午後からは修理ボランティア。
この日も、前回も修理した機関車トーマスミニ絵本の仲間をまとめて引き受ける。
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前回同様、強固にすることを第一義に修理するので、見返しの上から平綴じをするという元の製本からは逸脱した荒技を使った。
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司書さんには了解を得ておりますので、ご安心ください。


昨日はとても暖かい良い天気でした。
並四小学校本の修理でした。

本日は保土ヶ谷図書館本の修理講座の講師を務めますから、KS会総会ゴフルコンペは欠席します。









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# by ikuohasegawa | 2017-10-19 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(4)

4-266) いろいろな定規の5

販売は中止しているようですが
【ローリング ルーラー付きスケール】
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メーカーはよくわかりません


ルーラーがついているのでスムーズにずらすことができ、平行線を引きやすい。とか。


続いて、ライオン事務機の
【インクエッジスケール】
線引き側につけた段差が紙面と定規の間に隙間を作りインクの滲みをなくす。
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また、反対側についている溝は線引き用である。

使い方
烏口(カラスクチ:製図用の太さ可変の線引き具)等とガラス棒を箸のように持ち、定規の溝にこのガラス棒の先端を入れて、スーッと滑らして直線を引く。子供の頃、烏口とガラス棒で製図する父を見ました。
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トウヨー教材より


この方法は筆で直線を引く場合にも使える。




Web上にて線引き側の段差を自作する工夫を見つけた。

裏側に絶縁ビニールテープを貼ると
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インクがにじまない定規ができるそうです 。
テープの種類によっては定規の滑り止めにもなるそうです。

こういう断面の定規なら裏返して使えば、インクはにじまないような気がする。
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これにて定規シリーズは一旦終了。





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# by ikuohasegawa | 2017-10-18 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(4)

4-265) 今月のつくしんぼ

横浜の昨16日の最高気温は13度とかで
【十月のつくしんぼのテーマは、サツマイモの収穫:秋ですね】
と書くのが季節外れに聞こえるほどの気温でした。

ワンちゃん?もウサギもモグラもリスもドングリも、昨日はふるえていたことでしょうが・・・気をとりなおして・・・あの日は秋晴れの太陽の下、サツマイモを収穫しました。
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コスモスの上を飛ぶ赤トンボは敷物のデザインのようです。

季節も混乱しましたが、今月のつくしんぼも判読するのに混乱しました。

先頭にたって頑張っている彼は犬君なのでしょう。
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よく見ると、結構細かな貼り絵なのです。





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# by ikuohasegawa | 2017-10-17 05:45 | 今月のつくしんぼ | Comments(3)

4-264)機能を一つ覚えました

カメラもPCも内蔵されている機能のほとんどを使用していない。
知っている最低限の機能を利用しているだけなので、機能というほどのことでもない使い方を教えられるとその便利さに驚くことがある。

コンビニには、たまにお握りを買うとかゴルフ帰りに皆で立ち寄るぐらいだが、この度は、7&11の機能に驚いた。
そうだ、データを送って暗証番号を取得すると、他の人でも7&11でプリントできるという機能は数年前に習得したので、それ以来の新機能だ。
今回、修得したのはチケットの受け取り。

12月の柳家権太楼独演会のチケットを、10月1日、軽井沢でタブレットから予約した。
そのとき、ほんのはずみで、7&11受け取りにした。
それを、帰浜して近所の7&11にて受け取ったという次第。

買い物に出かけるChiに「権太楼のチケットをもらってきて欲しい、方法は知らないので店員に聞いてちょうだい」と、受取番号のメモを渡した。

聞くところによると「チケットの受け取りです。番号はこれです」と言うだけで店員さんがレジを操作してOK。
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だったら予約チケットの受け取りは7&11に限るなあ。
また一つ、コンビニの機能を習得したことになる。

待てよ、だったら、荷物じゃないのだから横浜の自宅近所の7&11でなくても、信州の7&11でも受け取れたのだ。
もう一つ、コンビニの機能を習得?理解したことになる。

権太楼独演会の演目は一人酒盛り井戸の茶碗の二席。
権太楼の一人酒盛りは聴いたことが無いが、二人吞兵衛・・・「猫の災難」の目の前バージョンのような吞兵衛噺。
井戸の茶碗は登場人物の全員が正直で、真面目で優しい善人。聞いて嬉しくなる演目だ。
12月が楽しみです。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-16 04:15 | 繰り言 (くりごと) | Comments(7)

4-263) 10月の鰻は佐野 うおさだ

有名な佐野厄除け大師をお参りしたことは、夫婦して無いことが解ったので参拝した。

そのついでに、十月の鰻を、国産うなぎ専門の店・うおさだで頂いた。
北関東自動車道の佐野ICから5分程度。


三河一色産うなぎの箱で国産鰻をアピールしている店の前の駐車場で開店時刻を待つこと暫し。
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暖簾が出て、商い中と看板が返える。
愛想よく「いらっしゃいませ」
普通の民家のような建物だが左側が厨房。それ以外は座敷に上がる客席。

注文は、肝焼き(500円)2本、うな重・中(2690円)、うおさだ名物と強調する二色うな重・上(3450円)。

まずは肝焼き。
外は香ばしく中はねっとりと焼き上がっている。良い焼き上がりに納得。
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30分くらい待って、うな重・中。
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無駄な焦げ目の無い良い焼き加減である。
山椒はミルで挽く和歌山産のぶどう山椒。香り良し。


こちらは、二色うな重。
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うなぎは一色産でも二色重でもとはこれいかに。

電灯色の照明で赤っぽく写ったが、手前の一串は、塗られた日本酒が薄っすらと焦げ目をつけた白焼き。
蒲焼と白焼きを楽しめる。

白焼きは蒲焼とは異なりタレの味が無いので、山葵醤油で鰻そのものの味を楽しむ。
美味しいとは思うが、ご飯に全面的にタレを掛けてあるのでどうしてもタレの味に負けてしまう。
二色重だからしょうがないのだけれど白焼きは別皿が良い。

ふっくらと柔らかで熱々。
惜しむらくは、ご飯が私の好みより少々軟らかい。

鰻問答の答は「一本でもニンジンというがごとし」くらいしか思い浮かばないなあ。









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# by ikuohasegawa | 2017-10-15 04:15 | うなぎ | Comments(2)

4-262) いろいろな定規の(4)

好評にお応えして定規シリーズ第四弾。
その前に新潟精機の定規快段目盛には竹尺もあります。裁縫用ですね。
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後刻追記:快段目盛は両端から10cmずつしか、ついていないようです。


それでは、第四弾。
【クツワ HiLiNE アルミ定規】
カッターナイフを使わず紙をスパッと切ることができるそうです。
雑誌ページの切り取り、用紙・書類の不要部分の切り取りに便利というのがうたい文句。
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クツワHPより
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・45゜の傾斜加工で紙を簡単キレイカットできる
・紙を引っ張る方向がひと目で分かるガイド付き
・手が切れないよう角の処理をしているので安全

私は今のところ必要性を感じない。



必要性は感じないが、懐かしいところでは【学校黒板用各種定規】
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有限会社エスエムゼット・クラサワ

意外と安い。
木製大三角定規58cm¥6,800 木製大分度器58cm¥4,400
木製直定規100cm¥2,800 木製大コンパス52cm¥3,200

小学校の山田英雄先生を思い出します。
とてもお洒落な先生でしたが、時々、青が混じったようなグレーの事務員のような上着?スモック?を着ておられました。
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自重堂 HPより


今にして思うとチョークの粉避けだったのでしょうね。

スモック姿で定規一式を抱えておられました。
コンパスで円を描くより、いたずら小僧の頭をコツンという用途の方を鮮明に覚えています。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-14 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(4)

4-261)赤い糸で綴じた意図

今日の気温は昨日より10度近く低いようですが、季節外れの夏日が続いていました。

黄葉し始めた街路のイチョウは、季節を間違えたと勘違いしていたのではないでしょうか。
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その暑かった昨日は、手作り製本の会例会でした。

課題は「丸背に仕上げる日記帳」ですが、早くも完成した作品が登場。
私は、本文を綴じ終えただけだというのに、手早い方が多いこと。
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本文は白い糸で綴じるのが普通ですが、今回、私は赤い糸で綴じてみました。
表紙を赤い布にするので、普通ではなく数ページおきに折丁の中央に赤い糸を見せようという魂胆です。
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綴じてみたら思ったほどのインパクトが無く、すこしガッカリしています。
折り丁ごとに糸の色を変えないと意図が伝わりません。
糸を繋ぐのが大変だけれど、赤、緑、黄、青・・・・。


まあ、新しい試み?ということで、赤い表紙で包んだら印象が変わることを期待してこのまま製本していきます。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-13 04:15 | 製本&修理:関連 | Comments(3)

4-260) 定規シリーズ第三弾

端を曲げた定規は前からシンワの製品にある。
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薄い金属定規は机の天板に密着してピックアップしにくいことがあるから、このように曲げてあれば、つまみ易い。


新潟精機の【キャッチアップスケール 快段目盛】は端を曲げると共に、目盛りを階段( 快段 )状に刻んで、一つおき(2mmごと)の目盛に点を付けている。
隣が分かりやすいかもしれない。
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更に連続数字表示にしている。全長数値が把握しやすい気がする。
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見た感じでは、かなり使いやすい定規に仕上がっていると思う。
シンワも新潟精機の定規もJIS-1級なのです。



【ピックアップ定規】の利点をライオン事務器が挙げる、
アクリル定規の端を垂直に立ち上げてピックアップしやすい。
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この折り曲げを「厚紙やデスクマットの端に引っかければ簡単に平行線を引けます」とも言っている。
さらに、 引っ掛けた端がゼロになるので端からの長さが測りやすい。
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折角の御配慮ですが、
薄い金属定規は机の天板に密着してピックアップしにくいことがあるけれど、厚みのあるアクリル定規がピックアップしにくかったことは無い。
引っかけてずらせば平行線が引ける。といっても平行線の間隔はどうやって決めるのだろう。
厚紙の場合はともかく、マットの端に引っかけても用紙がずれれば斜めの平行線になる。

など、ライオンは今一詰めが甘いような気がする。








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# by ikuohasegawa | 2017-10-12 04:15 | 製本&修理:ツール | Comments(9)

4-259) 異常な暑さですが山は寒くなっています

昨日、帰浜しました。

関東の暑さは異常です。
帰路の埼玉では車載の外温計が32度を示していました。


標高1000メートルの地も、この二、三日は暖かでしたが、傾向としては温かさを求める季節になっていました。

葡萄をつまむ指先が冷たいと感じてきました。

桂の木が黄葉しました。
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桂は黄葉の早い木ですが、この一本は一段と早く黄色くなりましたね。
左側に見える緑の木も桂なのです。


眠るとき、布団乾燥機で温めておいた布団が心地よいです。

床暖房で部屋は暖まるが、床に触れる足は本当に温かい。
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蕎麦屋に行くと温かいメニューに目がいきます。

暖かい色目の服が着たくなります。

ホッカイロを貼って腰を温めたくなります。お腹に貼っても懐は暖かくなりません。

暖かい部屋で温かい紅茶を飲むと、心まで暖かくなります。

「この僕にあったかいのは便座だけ」というサラリーマン川柳がありますが、便座の温かさを嬉しく感じます。


「温と暖」自信が持てないあたたかいが幾つかあります。


More「温かい」と「暖かい」の表記の使い分け
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# by ikuohasegawa | 2017-10-11 04:15 | 繰り言 (くりごと) | Comments(2)

4-258) 今年の松茸事情(青木村)

今年は松茸が不作だという。

検証に行った訳ではないが青木村道の駅の入り口には【松茸の販売についてお詫び】が掲示されていた。
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要約すると【数が少ないので 先着順お一人様1パック】だが【本日完売】ということ。
そうか、やはり松茸は不作なのだ。

店内の売場にも【本日松茸完売】
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いくら不作とはいえ早すぎるだろう。11時なのに。
松茸があっても買えるような値段ではないだろうが、売り切れていると強気で訊ねることができます。
「何時に来れば有るの」
「今日は入荷ありませんでした」
本当に不作なのだ。

去年の青木村の松茸は高いけれど並んでいた。

口の法楽は元より叶わぬが、目の保養もさえも不可。
というのが今年の松茸事情のようである。

さて、新蕎麦はもう少し先になるが庶民の昼食は蕎麦。
来るとき車中から、真面目そうなオヤジさんが蕎麦を打っている姿が見えた店に寄った。
メニューは手打ちの蕎麦とうどんのみで丼ものは無し。
「天ざるそば」820円を 注文。
ばかに安いとは思ったけれど、天ざるそばというよりは「ざる天」という感じ。
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蕎麦はまあまあ。天ぷらは玉ねぎのかき揚げでした。
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# by ikuohasegawa | 2017-10-10 04:15 | 散歩・お出かけ | Comments(5)