891) 幼稚園の太郎君
2009年 09月 03日
近所だから見に行った。
タイルの壁画。10メートル×7メートル。写真クリックで大きくなります。
けっこう見事なもので驚いてしまう。
岡本太郎氏の制作・・・・と言うのだから、原画は元より1980年当時、本人は監修したのだろう。
此度の修復は、本人は故人であるし、修復したのはタイル職人だけどそれでも「岡本太郎作」と言えるのかなー。
渋谷の 「岡本太郎作・明日の神話」 はメキシコで発見された巨大な壁画の原画を修復したものだが、それとこれとは違うような気がする。
もっとも、巨大な作品は一人では出来やしない。
安藤忠雄氏だって「イメージが違う!」とか言って設計図を何度も書き直させ作り直させて「そうそう、コレだよ、コレ」 「やれば出来るじゃないか」 「安藤忠雄の作品はコレだ」と、自分のイメージに合うモノを作り上げるのだろうからなー。
狩野〇〇作の屏風絵だって狩野派工房一同の作だろうしね。
そう考えれば 「海辺の太陽」 も岡本太郎作でよいのかとも思う。
でもなー、やっぱり幼稚園の壁画は原画・岡本太郎だろう。有名劇場の緞帳が 原画〇〇画伯というのと同じだ。
これって、作家のオリジナリティーとかに関わる結構大変なテーマなのかなー。