製本&修理:ツール

2-50) テフロンで軸を滑らす(手機械)

後日追記:テフロン 失敗でした。

手機械は未だ完成ではない。まだサンドペーパーで表面を仕上げその後クリアーラッカーを塗るという作業が残っている。しかしこうして形になってくると欲が出て、一旦納得したはずの課題に戻り再検討することにした。
写真の  部分。
2-50) テフロンで軸を滑らす(手機械)_d0092767_5422747.jpg

販売している手機械は、ここに部品があり、それで軸の回転を吸収する。要するに軸を『機械的空回り』させ圧力だけを伝えるようにしている。おそらくベアリングなどを使った部品だと思う。

ボールベアリングもあちこち探したが行きつかないので諦めた。
我が手機械は已む無く赤い金属板の上で主軸を滑らせ回転を断つことにした。つまり『自然的空回り』を選択した。と言うと聞こえは良いが実は打つ手無しのほったらかしということだ。

それでも、少しでも滑りを良くしたいので主軸の足にはプラスチックのキャップを履かせた。
キャップはパイプ椅子の脚用56円を流用したもの。サイズピッタリだし安いので喜んだが、それでも摩擦が残るので回転の影響はゼロにはならない。

締まり始めると締め板が僅かに回転方向によじれる。明らかに回転の影響だ。ヤッパリ納得できぬ。これでは加工する本にも影響が出てしまう。本が歪む。

で、今回思いついたのが敷居の滑りをよくする・・・・たしかシキイスベール?トスベール?。そこからたどっていくと有った。『カグスベール』
家具などに貼ると滑りが良くなり、らくらく移動出来るという商品でPTFE(テフロン)加工だという。これに行きついたので購入して試みた。
2-50) テフロンで軸を滑らす(手機械)_d0092767_16554478.jpg

さすが、テフロン オードリー」 それはサスガではなく春日だろう!
ついでだが、 ここでサスガ八郎とかサスガ大社とボケる人は古い。
今、旬なのは オードリーの春日でしょう。

話を戻す。とにかくよく滑る。芸人の名前を出した後で滑るというのはなんだけど滑りが良い。回転は見事に空滑りして押す力だけになる。 『テフロン的空回り』を獲得。
一歩前進。いつ又満足できなくなるかは分らないが二度目の納得はできた。
カグスベール← 

滑りやすくするで思い出した。
ナラのような固い材に木ネジを使う時は、下穴は勿論であるが石鹸をつかうと良いということを、最近PAPAMINIさんから学んだ。ネジに石鹸をつけると滑りがよくなり驚くほど楽々と捻じ込める。

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by ikuohasegawa | 2009-11-30 07:21 | 製本&修理:ツール | Comments(0)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa