繰り言 (くりごと)

2-213)  退陣表明あれこれ

いつもは一点を見つめ乾いてしまうのではないかと思うほど見開いたままだった眼も、まばたきが混じり目に力がみなぎっていた辞任表明。

これまでの中で一番心に残ったと評する識者もいる。
確かにいつもの発言とは違い文末は全て『断定』意思明確だった。これまでご自身がたびたび口にされていた『思い』が、一番伝わってくる会見であったと私も思う。

「・・・クリーンな民主党に戻そうではありませんか」
ということは、今はクリーンでないという認識はお持ちのようだ。
ダーティー小沢幹事長を道ずれにされたことは誠に慶賀に堪えない。それは総理大臣の職を辞することと引き換えにしかできないことだったのだ。でも、あの人は見るからにしぶとそうだし元々舞台裏からの支配がお好きな方だからなー。

そう言えば、師・田中角栄氏は離党後『自民党周辺居住者』と自称し影響力を駆使した。弟子・小沢は周辺どころか中心の裏に身を潜めただけだから、ごり押しもできるし不動産業も続けることになるだろう。

鳩山さんは次期衆院選に不出馬とも伝わってきた。
『この世界から足を洗ったら農業をやりたい』という、かつての発言を実行され心安らかな日々をお暮らしいただきたい。
本来あなたは権謀術数を駆使したり、舌鋒鋭く攻撃したりするのは似合わない人なのだ。

『やはり御殿におけバラの花』
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Commented by アルチュハイマー at 2010-06-03 09:26 x
そのまばたきは、うっすら混じった泪を懸命に拭おうとするものだったのかもしれません。いつもの口が滑ったような軽い調子はなく、重々しさがありましたね。そりゃもっとも、国家の首班を辞めるって話ですから当然ですよね。久しぶりに政権獲得前の氏に戻ったような印象ですが、それを思い起こすのが皮肉にも辞めるときとはね。まぁ、参院選を睨んでのことでしょうが・・・。
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by ikuohasegawa | 2010-06-03 05:59 | 繰り言 (くりごと) | Comments(1)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa