断裁機と言うのは水平にセットされた刃が垂直に降りて断裁する機械。あちこちにあるペーパーカッターではない。
持っていないので、同寸に切り出す時は紙を重ねカッターナイフでチャレンジするよりしょうがない。しかし、手作業で正確に切り揃えるのは至難のわざで、上手くいったためしが無い。それでも何とかしたいという思いは強く、試行錯誤を重ねている。
120枚くらいの紙束をB10サイズにカットしたいという理由での、最近の取り組み。
紙をきっちりと固定するために『製本屋さん』の締め力を借りたいと工夫を重ねた。
立てて使用するのが本来なのだが横にして使いたいので、飛び出している部品を納める凹を付けた置き台を作った。
↑の部分は深く抉り取ってあって、大きな突起がここに収まる。
あれこれやって、カット台完成。
痛む親指を気にすることなくシッカリ固定できA4サイズ以下なら正確にカットできる。
いいジャン。
で、目的のB10サイズにするため色画用紙を切ってみた。
色画用紙を準備して各色ごとに二分の一カットを繰り返してB10サイズにしていった。それをセットしてみると無残。
だめジャン。(奥のは目標物)
B4を6回カットしてB10サイズにしたのだが、仮にカットの度に0.5mmの誤差がでると、縦横まじりだが2~3mmの差が出るのは当然といえば当然。僕、ぼう然。
モノが小さいだけに差が目立つ。0.5mmの誤差が悔しい。言い訳すると、この色画用紙は表面が微妙に毛羽立っているので、突き揃えようとしても紙が滑らず、揃えづらい紙であった。
でもねー。今日気がついたのだけどJIS規格だって誤差?がある。
B3がB4になるとき2で割った余りの1mmが消えてる。B6になったときもB9になったときも1mm行方不明消。あちこちで1mmが消失しているじゃないか。どこへやったのだ!
公認の誤差に八つ当たりしてもしょうがない。さて、どうしよう。先に紙をセットしてからカットしないと同寸には切り出せないようだ。宿題となる。