本の歴史を語る頁でも『粘土板、木簡、竹簡が本の始まりで・・・・』と、当たり前のように「本の始まり」と話が進んでしまい、何故、何時からそれを「本」というのかは解らない。
「本」を新明解で引く。BOOKという意味は少ない。
『もとになる、大事な、もとから』というような意味である。熟語もそればかりである。
『もとになる、大事な』ことを記してあるから本というのだろうか?
次いで漢和辞典を引くべきなのだが、ダンボール箱に入れ積んでしまっているからチョッと無理。しばらくweb頼り。
歴史的にはどうなのだろうと思ったら、 枕草子が浮かんだ。
そうし[さう―]【草紙・草子・双紙・▽冊子】「本」は出てくるが・・・。
〔補説〕 「さくし(冊子)」の転
[1] 綴(と)じてある 本 。字などを書いたものも書いてないものもいう。
[2] 仮名書きの物語・日記・歌などの総称。
[3] 書き散らした原稿。したがき。
[4] 「絵草紙」「草双紙」などの略。
[5] 字の練習用に紙を綴じたもの。
次に「本」が付く「仮名手本忠臣蔵」が浮かんだので、とりあえず調べた。
「本」には行きあたらなかったが、「仮名手本忠臣蔵」の意味が解ったので報告。
まず、前提として赤穂浪士は47人。
次に、昔の人は、寺子屋での最初の勉強は仮名文字。これを「手習い」という。
その仮名文字の「いろは」は47文字で四十七士と符号する。
もちろん、手本には武士の鑑=手本という意も込められている。
つまりこれが「仮名手本」
「忠臣蔵」も、忠臣 大石内 蔵 助を暗示している。(芝居では本名ではなく「大星由良之助」という名前にしている)
通して『仮名手本忠臣蔵』で、「忠臣として武士の手本となる大石内蔵助を主人公とする赤穂浪士四十七士の物語を、かな文字で書いたようにわかりやすいお芝居にしてご覧に入れます」という、内容紹介と登場人物の解説と宣伝文句とを兼ねた題名。
ということは解ったがで「なぜ?本」は宿題のままである。
※これは、私の宿題ですので、ご存知の方は「知っている」とだけご連絡ください。
しばらく探し続けますから。