2-433) 凡ミス?
2011年 02月 20日
施主がこんなにもチェックし続けなくてはならぬとは思いもしなかった。
退職後、再び管理する立場になろうとは思いもしなかった。
我家のリフォーム工事、二つ目の大事件発生。
一つ目は施工会社の重大な説明不足が原因で、施主である私の逆鱗に触れた。私が聞いていた説明外の出来上がりになりそうな気がして確認したら、説明を受けていない方向へ進んでいることが判明。
システムキッチンを変更し、再工事になりそうなところを、すんでのところで防止した。
今回は契約書に記載されている家具が未発注であることが判明。しかも、それに気がついたのは施主の私。
昨日、クロス屋さんが収納家具の入る所にクロスを貼るという。そこは家具を入れたら見えない場所である。サービスにしても無駄な場所なので確認の電話をしたら、元請はそこを押入れだと思っていることが判明。
オイ、オイ。明日は他の家具の搬入日なのに。
危うく奥行きの薄くなったクロス貼りの押入れが、出来上がってしまうところだった。
仏の顔も三度までというが、私は仏ではないので二度で十分発火。
その一部を・・・。
「全くの思い違いをして、凡ミスをしてしまいまして・・・」
「チョッと待て、凡ミスとはなんだ。
あなたにすれば、平凡な工事の凡ミスかも知れぬが
私にとっては重大な過失だ。
凡だという認識だからミスをするのだ。
それとも、こういう事態は貴社ではしばしば起きている凡なことなのか?
詫びる言葉で、凡ミスと言うこと自体がおかしいだろうが。
今回はペナルティーを課す」
「明日、日曜日にお詫びに伺います」
「日曜日は工事の無い休みの日。来られたら迷惑だ。
それとも、日曜に来ると月曜日の納品に間に合うのか?」
「それはチョッと・・・」
「じゃあ来なくて良い」
「ペナルティーはどのようにしたら良いでしょうか」
「被害者は誠意を見せろとしか言わない。自分で考えなさい。
誠意を形で表しなさい。
丸坊主にするとか、反省文を提出するとか、ローカに立っているとか」
やれやれ。
「軽井沢にお二人で行ってらして結構ですよ」などとよく言えたものだ。私以外に誰も監督していないではないか。
再び、やれやれ。