客も、端から一緒に楽しむつもりの持参で「コレ、美味しいのよー」なのだから、もらった方も「おもたせで失礼ですが」等とことわらなくてもよい。「わー、美味しそう。有難う」でOK。
お‐もたせ【御持たせ】
《「御持たせ物」の略》来客を敬って、持ってきた土産物をいう語。多く、その客へのもてなしにその品をすすめるときに使う。「―で失礼ですが」
◆近ごろでは、客が持ってきた土産物を受けた側からいうのではなく、「このお菓子がおもたせに最適です」のように、客が持って行く手土産の意で使うことが増えている。
兄妹会に行くChiが持参する〝おもたせ〟用の日記帳を作った。
Chiの手土産だから、私が〝おもたせ〟と言うのは、近ごろの用法にはあっている。
「この日記帳は、兄妹会のおもたせに最適です」
とは言え、私も同行するとなると〝お持たせ〟というのは、なんだか変。
とりあえず丁寧語になってしまうから〝お〟を省いて〝持たせ〟・・・・・と言っても変。
〝お持ち〟〝もち〟なんて言うと、餅を持ってきたと勘違いされて、「黄な粉は切らしてるから、しょう油と海苔でいい?」なんて展開になってしまいそうだ。
まあ、無理に〝おもたせ〟と言わなくてもいいのだけど、例の初心者用日記帳ができたってこと。