AKASEGAWAに H を加えると、HAKASEGAWA・・・・ 似ているのでなんだか嬉しい。
それはともかく、氏の本名は赤瀬川克彦という。
また純文学作家としては、母の旧姓を用いた尾辻克彦というペンネームで芥川賞を受賞している。
赤瀬川原平で芥川賞受賞というと、なんだか芥川賞がチョッと違う感じの賞に思えてしまう。それだけ、赤瀬川原平の仕事は大きく、その名の持つ力は大きいのである。だから文学作品は別の筆名を用いたのであろう。文体どころか、思考経路、人格まで変わるのかも知れない。
ちなみに私は、その芥川賞受賞作を読んではいない、尾辻克彦のファンではないから。
人が変わって、立松和平というのはペンネームであった。本名は横松であることを知った。
この記事だけでは、和平が本名か筆名なのか分からないので調べてみたら、本名は〝横松和夫〟。
司馬遼太郎だって本名は福田定一である。
赤瀬川源平という語感や、横を立にした立松和平なんていうのは、軽い感じの命名だと思うが、司馬遼太郎は考え抜いた命名なのだ。由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」
いずれにしても、こうして本名を暴かれると、皆さん覆面を取られた、鞍馬天狗か覆面レスラーのような気分だろう。といっても、赤瀬川氏以外のお二人はもう一つ別の名、戒名をつけておられるはずであるが。
ところで、コンサドーレ札幌のチーム名は「道産子」の逆さ読みに、ラテン語の響きをもつ「オーレ」を付けた造語だと言うのは有名な話だが、各チームに由来があって面白い。