日本語は澄むと濁るで大ちがい
福(フク)は徳(トク)なり フグは毒(ドク)なり
逃げるハンニン 追うはバンニン
四四(シシ)は十六 爺(ジジ)は六十
ハケに毛があり ハゲに毛がなし
ということで、今日のテーマはハケ。
ボンドは言わずもがな接着剤である。だから容器のフタがくっ付いてしまい、開けるのに難儀することがある。
また、筆や刷毛(ハケ)を使った後は、ボンドをシッカリ洗い落とさないと大変なことになる。
雑に洗って放置すると〝筆棒〟や〝刷毛板〟が出来上がってしまう。それを復旧しようと水につけて揉んだりしごいたりするが、毛は折れ曲がるし毛並びの悪いものになってしまう。
使用後に熱湯で洗うとボンドはほとんど落とせるが、それでも微かにボンドは残る。たいていの場合、次回対面すると毛は団結して反抗的である。
それを一挙に解決する裏技を、ご存知 S口さんから伝授された。
使用後、筆、刷毛をリンスをするのだ。そう、シャンプー・リンスのリンスである。
日本中のボンドを使う皆さん、刷毛であリンス。筆もOK。
リンス (rinse) は、頭髪用の浴用化粧品の一種。洗髪後にリンス剤を使用して髪に馴染ませた後、洗い流すとリンスの中の有効成分(ジメチコン等の油分や陽イオン系界面活性剤)が髪の表面に付着し、コーティングされる。
〝界面活性剤が髪の表面に付着し、コーティングされる〟というのが、ボンドに効力を発揮するのだろう。
リンスを指につけて揉み、髪ではないから洗い流さないで、しごいてそのまま乾燥させる。
リンスというものは素晴らしい。刷毛、筆が団結できないのよ。
こんな、刷毛は使っていない。
使っている刷毛は短髪のスポーツ刈り。しかし、イメージ的にはこんな感じなのよ。とにかくサラサラ。
S口さんは、よく、リンスに思い至ったものだ。
私より髪があるからなー。