但し、比較する項目を縦軸にとる場合、縦軸は横軸との交点をゼロとして、均等に目盛りを刻まなくては正確ではない。
最近、国会議員はTV写りを意識してパネルを多用するようになったが、国会中継を見ていたら「ウム?」と思う珍妙なグラフを用意してきた議員がいた。その後、安住大臣も指摘していたが「如何かと思う」グラフである。
953 と 797 の差は156で約16.4%減なのだが、グラフの印象は半分以下になったように見える。本当の棒はもっとずっと長く、その先端だけをちょん切って取り出すと、こういうグラフになる。事実を歪曲しているグラフだと言わざるをえない。
数値の差が少ないか、又は差が非常に大きい場合は、その目的に応じて波線等をはさみ、差を強調できます。波線を用いて省略した部分が大きいほど、実態とかけ離れたグラフになっており、省略した部分を補って、グラフを捉えなければなりません。
波線等で中間を省略して強調するというテクニック?なのだろうが、このグラフはその波線すらも省略している。
もっと差を強調したグラフにだって出来る。
起点を700から750に変えただけで、こんなふうになっちゃうよ。このグラフの見え方ほど収入が減ったら餓死者が出る。5分の一か6分の一だもの。
この953と797の差をグラフにする必要はあったのかい?共産党の宮本岳志議員。TV中継があるからと言って意識し過ぎ。