2-885)山百合
2012年 08月 17日
タイミングが合わないので、満開のときに滞在するのは初めてのこと。二株しかないが、十三輪 開花している。
見事である。
近所には群生している家もあるが、自然の為せる業だから羨ましく思うばかりである。
コレは信州の山百合だけど、山百合は神奈川県の県花。
人間が掘るからだんだん少なくなっているそうだ。移植する為ではなく百合根を食べるのだとか。猪なども掘って食すそうだけど・・・。
百合根は私も美味しいとは思うが、庭のは絶対掘り出さない。
そんなことをしたら、Chiに絶交される。山百合は、美味しいより美しいということで・・・・・。
そういえば、服部嵐雪の句 梅一輪いちりんほどの暖かさ は、余りにも有名であるが、花を数えるとき〝輪〟を使うのは何故だろう。
〝 国 リン 〟だから、花を一輪二輪と数えるのは我が国だけのようである。
花と茎、あるいは枝ごと数えるときは一本二本。
鉢に植わっていれば一鉢二鉢。一株二株とも数える。
花そのものを数える時の数え方が無い。
で、車輪のように丸いも ・ 放射状に秩序立てて並んだ = 花 という連想から、一輪二輪という数え方が生まれたのだろう。
団地の百合も咲いてきた。コレも自生なのだけど三十輪以上花をつけている。