言葉

3-85) 直すと治す

 友人の編集者に指摘された。『本を治す』は『本を直す』であると。

 『 直す 』にたいする私のイメージを図示した。
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 直 という漢字を意識しすぎているとは思うが、修理をあらわすのに『直す』はしっくりこない。 だから、これまでも本を直すとは書かないできた。修理、修復、復活などと言い換えてきている。

 『本を直す』では、なんだか本棚の乱れを直しているようではないか。整理整頓もするが小学校で私は本を治している。
 なぜなら、私は〝 ドクター 〟だから。

 証拠写真の1。
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 更に証拠2を提示。
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 病気を治すと書くことは誤りでも違反でもない。ドクターとなればやはり治すだろう。
 ということで「本を治す人」と表記した次第。

 しつこく言うが、病気を直すという字面もしっくりこない。 「病気を治す」と書けば治療が読み取れる。
 猫背とか、くの字骨折は直すでも良いが、風邪を直すだと「風邪ひき整列。気を付け。気合だー」っていう感じだし、腹痛を直すだと、どういう治療をされるのか心配になる。直す・・・腸は曲がっているけど・・・・。
 根性を叩き直すはすんなり受け入れられる。 

 友人だし、せっかくの指摘だから書き直すとしても・・・・まあ『本をなおす人』だな。
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by ikuohasegawa | 2013-03-07 03:49 | 言葉 | Comments(0)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa