『すべりどめシートを全面に貼り付けるので合わせづらいということはありませんか? シートを要所に分散すれば圧着は多少弱くなるものの合わせ具合はよくなるのかな、などと愚考しました。読み捨てを・・・。』
例の、厚紙カット定規のことである。
読み捨てになど出来ない。
すべりどめシートを要所に分散しても、滑らない効果はあまり低減しません。
それなら、なぜ要所に分散し小さくしてコストを安くしないのかというと、シートは接着し難いので個数が増えると接着が面倒。また、角が増えるからです。
貼ったモノは角から剥がれ易いので、角を少なくしたいのです。肩などに貼るロイヒが円形なのは、廃棄する部分が増えても角を無くしてはがれにくしているのです。
それから、この友人はカット定規を欲しいと言っている。
何を切るのか知らないけれど、【カットラインにマチ針を二本打ち、定規を浮かし気味に移動させてマチ針に当てる】という方法をとってください。滑らせるより正確に合うと思います。
さて、今日の本題
定規を自作する前にメーカーに投げておいた質問に回答が来た。
質問しておいたのは、ロータリーカッターで、厚さ2~3mmの板ボール紙を切れるか。
「お勧めは難しい」という微妙な回答が来た。
微妙さの裏にあるのは本来的利用ではない。しかし「切れるよ。切れるさ。だけど刃の磨耗などの点で・・・」というところだろう。訊かれればこう答えざるをえないのは理解できる。
しかし「お勧めしない」ではなく「お勧めは難しい」だから、切れないランクは低い。切れるのだ。
ランクはこんな順だろう。
切れます→ 切ることはできます→ お勧めは難しい→ お勧めしない→ 切れない
やはり、『お勧めしない』までは切れるの範囲である。
更にお勧めは難しいは切ることはできますとイコールだろう。切れるが推奨はしないということのようだ。
「切れない」と言われたのならまだしも、これでは諦めが付かない。勧められなくても切ってみたいではないか。
メーカーの仕様書の断裁能力は、2往復でPPC用紙(64g/m2目安)40枚と表示している。
PPC用紙40枚なら3mm位はある。2往復でなくても三往復すれば切れると思う。
「そう思うなら質問するな」って言われそうだが、アチコチの知人、知合い、その知人、伝(つて)をたどってロータリーカッターを探しだし、3mmボール紙を切ってみたい。
追記
実はデスクカッター(押し切り)で厚ボール紙を切ったことはありません。
断裁するだけならできそうな気もしますが、必要としているのはカットラインに沿って正確に切るということなのです。