うなぎ

3-565) 六月の鰻は横浜野田岩

 雨の振りそうな土曜日だったので、早々に家を出て横浜へ向かった。
 横浜野田岩へ開店時間の30分前についてしまったら、既にお一人様が開店待ち。素直で無いから列は作らず周辺探索にあてる。
 5分前に戻ると列は三人になっている。そこへ和服の仲居さんが暖簾を出し始めたので列につく。

 予約の有無を聞かれ「予約はしていません」
 椅子に座って調整待ち。
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 程なく案内されたのは三階の個室エリア。
 平日はともかく、土曜日(日曜日は休みです)は予約を入れておくのが良いようだ。
 
 
 持参の本を読みながら待つこと30分。


 Chiは、うなぎ重・松 3000円。素晴らしい。
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 無駄な焦げはなく、美しい焼き上がりだこと。

 私はこれ。      寂しい。
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 「あなたはコレ。一串にしなさい」と言われた訳ではない。

 実はコレ、食べ進むともう一串、大振りの蒲焼きが出てくる〝中入れ丼(3800円)〟なのだ。
 ネグレクト:高齢者虐待ではないからご安心頂きたい。証拠の写真もあるが、食べかけの丼は美しくないのでカットした。

 高齢者といえば、後から来た隣の個室は子夫婦と孫の四人連れで、お祖父ちゃんの米寿の宴席だった。お祖父ちゃんにはかさね重と冷酒を一本。

 私の米寿までは22年あるけど、その時は私も、志ら焼きと蒲焼のかさね重(4800円)と冷酒一本でお願いします。でも心配だなー。この世から消えているかも知れない。
 私は頑張るけれど、鰻は危惧どおり絶滅ということも有り得るからなー。

 備長炭で焼く蒲焼も、甘味を抑えたタレも、熱々ご飯も、香り高い山椒も申し分ない。横浜野田岩は横浜一だ。

 御当主が元気で現場に立っておられるうちに、本家麻布野田岩野へ行きたいものだ。






 






Commented by saheizi-inokori at 2014-06-30 10:55
野田岩、憧れだなあ。
憧れはいっぱいあるなあ。
Commented by 横浜の郁夫です at 2014-07-03 17:00 x
横浜の野田岩はデパートの中とばかり思っていました
久しぶりに拝見して、また、教わりました
記念の年毎にウナギを楽しまれると信じております
Commented by ikuohasegawa at 2014-07-03 18:28
saheiziさん
麻布の野田岩は一度は行きたい憧れです。
Commented by ikuohasegawa at 2014-07-04 05:28
横浜の郁夫さん
高島屋の野田岩の本店です。麻布はその本店です。長男と三男。
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by ikuohasegawa | 2014-06-30 04:49 | うなぎ | Comments(4)

十や十五連休なんて目ではない。三百六十五連休が始まった私。


by ikuohasegawa