7日のにぎわい座は、正月興行の最終日。
この日も、お目当ては柳家権太楼。
正月興行は自由席なので、早目に行って列につく。
一階席の六割方は団体席。嫌な予感。
どこかの長寿会と、もう一組は横浜市従退職何とか。
開口一番 柳家緑助【
たらちね】花緑の十番弟子とか。元気良し。
林家ぼたん【
ちはやふる】この春真打昇進予定というが、まだまだ。
桧山うめ吉【俗曲と踊】まあ、正月公演ということで。
ストレート松浦のジャグリング
出囃子の金毘羅船々が流れるとChiが言った。
「お待たせしましたねえ」
アンタは関係者か?
やっと、やっと柳家権太楼師匠。「まってました」
躾の悪い団体客も喋ることを忘れて笑いころげている。
そうか、客のお喋りが止まぬのは芸が未熟なのだ。
客がお喋りを止めたのは柳家権太楼師匠の他に、桧山うめ吉の【俗曲と踊】とジャグリング。
権太楼師匠以外で通用したのは音が出るのと、動きのある色物だけ。
それにしても、寄席の客席で旧交を温めたり飴を配ったりするのはやめてほしい。